文明の崩壊

環境問題で人類が滅亡するかもっていうけど、過去にもいっぱい滅亡したグループがあったんですね。 今、ベストセラーになっている本ですが、なかなか面白いです。 特に、上巻の前半、モンタナの話しを終えたあたりから、読みやすいですね。 この辺りで挫折してしまった方は、ぜひ、イースター島の話しまで飛んで読み続けることをおすすめします。 最大の収穫というかメッセージは、人類滅亡の原因は一つではなくて、いろいろな原因が相互作用を起こしてやがて崩壊へと向かうという点。 もしかしたら、いろいろな問題に原因を探すことが多いけど、見つけたものが実は「引き金」にすぎなかったのではないかという気にもさせてくれる。 ちなみに、この前知り合いがイースター島に行ってきたそうですが、感想は・・・ 「イースター島って人住んでたんだね」 でした。 たしかに無人島のようなイメージもあります。

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

posted with amazlet on 06.03.16

ジャレド・ダイアモンド 楡井 浩一
草思社 (2005/12/21)

Amazon.co.jp で詳細を見る

シャドウ・ワーク=読んでみたい

アマゾンのおすすめで勧められた。 一度読んでみたい本でしたので、ちょうど良い。 たまにはいいもの薦めてくれるね。 買ってみようかな。

シャドウ・ワーク 生活のあり方を問う

シャドウ・ワーク 生活のあり方を問う

posted with amazlet on 06.03.15

イヴァン・イリイチ 玉野井 芳郎 栗原 彬
岩波書店 (2005/07/23)
売り上げランキング: 82,569

Amazon.co.jp で詳細を見る

スローな生き方

社会の持続可能性を意識し始めると、選択肢は3つあるような気がする。 1つ目は無視すること。 2つ目はあきらめて、今のライフスタイルを続けること。 3つ目は自分の生き方を持続可能なものに転換すること。 3つ目はすごく難しい道で、急いで転換しようとするとどこかに無理が出て反動であきらめてしまったりもする。 少しずつ少しずつ新しいライフスタイルに向かって進んでいけばいい。 変えようと思う気持ちだけでも、世界全体が変わる力にはなる。 残された時間は少ないかもしれないけれども、時間はまだだいじょうぶだから、不安や恐怖にかられてやみくもに行動する必要はない。 それより、まず自分の時間を大事にし、まわりを見つめることから着実に進んだ方がいい。

天人に行ってきました

以前から気になっていた中崎町のスポットに打ち合わせを兼ねていってきました。 途中から、JUNさんも交えて、かなり長い時間話をしました。 おはしの話からはじまって、最近手に入れたという「矢立」を見せてもらったり、映画の話を聞いたり、僕の話をしたり、すごくいい時間が持てました。 最後に、少し話が出たのですが、もしかしたら、ここでイベントやれそうです。 やるで〜!という気持ちがもう少し充実したら、スタートしますので、そのときにはぜひお越し下さい。 すこしずつ、「エコを語る芸」をなりわいとしていけたらいいなと思ってます。 今、空庭さんがチャンスをくださっていますが、それを天人でも展開して、少しずつみんなに持続可能性の話しとか、経済の話を聞いてもらえるようになりそうです。 お楽しみに! 天人のWebサイト

スローなセミナー無事終了

なんだかんだいって帰ってきたらこの時間になってしまいました。 ちょっと疲れたー 今日はお金の話しをしました。 投資の話しって少しロハス(LOHAS)っぽいけど、今日の話しはもっと身近な話しが中心でした。 消費することと持続可能性の関係とか、貯蓄って結局投資なんやでって話しをしました。 意外とみんな、「寄付」「贈与」という言葉に抵抗がないのが新鮮でした。僕とかもう少し上の年代は抵抗感あるんじゃないかなあ。 特に40代以上はそうだと思うんですが、日本人は贈与文化がないというのはもはや伝説なのかも知れません。 20人ぐらいの参加者で、苺大福とか、手作りクッキー、かきもちなどいろんなたべものを持ち寄ってくれていて、盛りだくさんでした。 お茶もハーブティーとコーヒーがあり、充実してましたね。 こんな感じでみんなで会を作るんやって感じが続くと楽しいですね。 話す方はそれなりにしんどいけど、ぼちぼちやっていきますから、みんなまた来てくださいねー。

スローライフとエコノミー

空庭さんと共同で企画している「スローライフとエコノミー」ですが、おかげさまで毎回満員となっています。 次回もかなり人が来てくれるみたいで、もういっぱいのようです。 この企画、8回ぐらいを予定していまして、そのうち6回ぐらいを僕が担当しようかなあと思っています。 基本的には、「メモをとらずにゆっくり話しを聞く」というのをコンセプトにしていまして、のんびりとちょっぴり知的な話しを聞くという機会を持ってもらいたいという気持ちで初めています。 内容としては、ロハス(LOHAS)に関する動きとか、スローライフ、スローな活動の紹介、それと持続可能な社会(サステイナブルな社会)との関係を話すようなイベントになっています。 1回目はスローライフ、2回目はスローライフとサステイナビリティの関係について話しました。 次回(3回目)は、お金の使いみちについて話しをする予定です。 この他に、温暖化、ごみ問題、たべもの(食とかマクロビオティックなど)の話しをしようかなと思っています。 結構これだけでも回数が足りない思いですね。 また、毎回16名限定ですので人数にあぶれる方もいると思います。 そんな方のために、自主企画をおすすめします。 だいたい2週間に1回ペースであれば僕が出張いたします。 なんとなく今は、僕が多少しんどい思いをしてでも、「知的な話しを聞く機会」のよさをいろんな人にしってもらいたいと思います。 謝礼は応相談(笑。応泣きつき、かな?)

国会はちゃんと政策をやろう

ホリエモンとか永田議員とか、国会はワイドショーみたいなネタに事欠かない。 正直、こんな話どうでもいい。 ワードショーが本気で告発するならそこで勝手にやってればいいし、日本にはこういう問題を扱うための専門機関がちゃんとある。 それが、司法だ。 司法がちゃんとしてれば、国会議員の国政調査権も発動する必要はない。あくまで持ってるけど使わない切り札であるべきだ。 我々の税金使って、「偽メール」とか言っててどうするんだろう。 国会議員は今ちゃんと国づくりのために必要な議論をして、政策づくりをすべきだ。 証券取引法の穴を埋めるとか、政治資金規制法をもっと実質のあるものにするとか、そういうところに力を注ぐのならばいいけど、今ある不正を暴くことを国会揚げてすべきではない。 司法に下駄を預けて、ちゃんと調べてさばいてくれとお任せした方がよい。 今、国会でやるべきことは目前に迫る年金と国内で言われている格差是正の問題かなと僕は思ってる。 (なんだか生活保護世帯が100万世帯になるらしい。これって全世帯数の3%弱ぐらいかな) そのためには、資産課税による(高齢)富裕層からの資金調達と国民背番号制による確実な徴税の確保だ。 それと子どもの保育体制の強化によって、子育て世代の負担を軽くし、はたらきに出てもらう。 もちろん、結果は全く逆の政策になってもいい。 でも、こういう国づくりのための議論を国会は今すべきだということに変わりはない。 あほみたいに、悪者探ししているのは国会の役割ではない。

スローな講演会やってきました

2月最後の日に、講演会を開催しました。私立高校の理科の先生を対象にしたもので、「持続可能な生活」ということについて経済学的な観点から話してほしいということでした。 このテーマは、今やっている連続勉強会「スローライフとエコノミー」でもやっているところなのでちょうど良かったです。 ただ、高校の先生対象ということでびびりながら会場に行ったのですが、ふたを開けてみれば参加者は10人もいませんでした。 (高校の先生でびびるというのも情けないですね。いつまで自分が高校生だった頃のことを覚えているのか・・・まあ、捕まったこともないくせになぜか警察の方を見ると身がすくんでしまうので、根本的にびびりなのかも) さすがに先生だけあって、話しの途中に結構ツッコミが入って何だか楽しかったです。 また呼んでもらえれば行きたいですね。 こういうテーマで話しをするときに僕が一番伝えたいなって思うことは、 「未来に夢を持つ」 ってことです。 今の僕たちって、先行き不安な世の中にいてすぐに「それは無理」とか言ってしまいがちですが、一番無理な考えが実は、「今のまま成長を続けること」なんだと僕は思っています。 仮にそれが可能なのだとすれば、スローな経済を作ることや、個人の生き方、自由を尊重する社会を実現することなんて簡単なことだと思います。 そうそう、もう一つ伝えたいことは、「今すぐ何も努力せずにできること」もいいけど、「少しでもいいから練習したら上達するようなこと」に取り組むことってすごく大切だと言うことです。 最初は下手でもとろくてもいいけど、練習したらすごく上手にできるようになることってあります。 例えば、「おいしいお味噌汁をつくること」とかでもかまいません。 10分ぐらいあればちゃんとだしをとって、具が2〜3種類入ってて、おいしいお味噌汁を作ることができます。 でも、初心者だとインスタントみそ汁とか、だしのもとを使った方がおいしいお味噌汁になるでしょう。 時間もかかるはずです。 こういうのって、練習次第でいくらでも効率的にもなり、手早くおいしいものが作れるようになります。 しかもこの段階に来ると、お味噌汁を作っている間に他のものをちょちょっと作れたりもします。 勉強、努力、練習、こういうもので壁を乗り越えることで今までは無理だと思っていたことがいくらでもできるようになる。 そんなメッセージも伝えたいですね。 こういう僕でよければ、時間さえあればどこでも勉強会しにいきますので、ぜひ呼んでくださいね。 謝礼も応相談です。

コーヒーの味、無農薬農産物の味

さて、友人ののるさんが、無農薬のコーヒーと、それに使うミルクや甘味についての話しをブログに書いてます。 僕も同じに日にスローのコーヒーを買って家に帰って飲んでみました。 このコーヒーはいつも飲んでいるウィンドファームの豆をスローの方々が焙煎したものなので、本質的には同じ豆。 僕が飲んだ深煎りは煎り方がちょうどいいのかな。 コーヒーの持つうまみがうまく引き出されています。 いろいろな豆を並べての見比べることが少ないので、コーヒーの良し悪しってあんまりよくわからないけれども、僕は冷めかけたときがコーヒーの良し悪しを判断する最大のポイントだと思っています。 変な豆だと、冷めはじめるときに嫌な酸味が出てきます。 最悪なのは、冷めきってもこの酸味が残る豆。 (たいていは、きちんと冷めるとある程度酸味がなくなってまあ飲めるようになります) ウィンドファームやスローの豆はブラジル、エクアドル、メキシコで生産された商品をフェアトレードで輸入しているものですし、農薬は使っていません。 でも、「有機無農薬だから、フェアトレードだから、おいしい」ということはありません。 そんな事を言ってしまうと、作物を作っている消費者に失礼です。 ウィンドファームの豆がおいしいのは、彼らの取引先の人たちが作ったからおいしいのです。 ウィンドファームは、生産者、生産グループときちんと会い、生産方法を確かめ、品質を確かめて、これならいけると思う人とだけ取引しています。 当然、その作物はていねいに心を込めて作られたものなのです。 「フェアトレード」とか「有機無農薬」と書かれたものがおいしいかどうかというよりも、「誰が作ったか」「誰が薦めているのか」、そういう「誰が」という要素なくしてはものの味は語れない気がします。 結局、フェアトレードとか産直というのは、マークではなく、人が重要ということですね。 僕は、少なくともコーヒーについては、信頼した人たちが取引している豆を入手できるという点で、とても幸運だなと思っています。 興味ある方は、一度「坂田が推薦するなら」ということで、ウィンドファームやスローの豆を試してみてください。

ていねいなくらし:植物を育てる

最近、実践していることが「ていねいなくらし」。 スローというとよくわからない部分もあるけれども、スロー=ていねいとすれば、どういうことをすればいいのか分かりやすくなるかなと思って提案している。 先週、中村隆市さんと辻信一さんと5日ぐらい一緒に過ごして、僕も今年はペットボトルなし、マイハシ持参、階段を使うことを徹底しようと決めた。 100%ゼロというのは難しいかもしれないので、ペットボトルや割り箸を使ったら、その都度ここに書く。(エレベータは研究室が7階なので、下りは極力、登りは一日一回は階段で上る、ぐらいにしておこう) さて、ていねいなくらしを考えると、やはり自宅のことはきちんとしておくべきだ。 この家に住んで1年半、ずっと先延ばしにしていたことを3月いっぱいでなんとかすることにした。 第一弾が、家の植物。 植物に囲まれたくらしがしたいなと思いつつ、枯れかけのセロームと、全然育たないアイビーのキレッぱし(弟の結婚式のときに持って帰ったもの、だと思う)、鹿児島を出るときに学生がくれた植物(の名残り)しか、家には植物がない。 これまで、梅とか、ミニバラとか、アロエとか買っては見たが見事に枯れる。 アロエが枯れるうちってあるの?と思うのだが、事実だからしょうがない。 今日は思い切って、大きめのセロームとパキラに、ミニ観葉のパキラ、アイビー、アスパラ、なんかもじゃもじゃした下草風のものなどを買ってきて、ハイドロにしてみた。 ハイドロならたぶん枯れることもないだろうと期待してのこと。 セロームとパキラは来週届くが、小さなはちがいくつか並ぶだけで、部屋の雰囲気ががらりと変わった。 いつものことだが、これだけのことならもっと早くやっておけばよかった。