コーヒーの味、無農薬農産物の味

さて、友人ののるさんが、無農薬のコーヒーと、それに使うミルクや甘味についての話しをブログに書いてます。 僕も同じに日にスローのコーヒーを買って家に帰って飲んでみました。 このコーヒーはいつも飲んでいるウィンドファームの豆をスローの方々が焙煎したものなので、本質的には同じ豆。 僕が飲んだ深煎りは煎り方がちょうどいいのかな。 コーヒーの持つうまみがうまく引き出されています。 いろいろな豆を並べての見比べることが少ないので、コーヒーの良し悪しってあんまりよくわからないけれども、僕は冷めかけたときがコーヒーの良し悪しを判断する最大のポイントだと思っています。 変な豆だと、冷めはじめるときに嫌な酸味が出てきます。 最悪なのは、冷めきってもこの酸味が残る豆。 (たいていは、きちんと冷めるとある程度酸味がなくなってまあ飲めるようになります) ウィンドファームやスローの豆はブラジル、エクアドル、メキシコで生産された商品をフェアトレードで輸入しているものですし、農薬は使っていません。 でも、「有機無農薬だから、フェアトレードだから、おいしい」ということはありません。 そんな事を言ってしまうと、作物を作っている消費者に失礼です。 ウィンドファームの豆がおいしいのは、彼らの取引先の人たちが作ったからおいしいのです。 ウィンドファームは、生産者、生産グループときちんと会い、生産方法を確かめ、品質を確かめて、これならいけると思う人とだけ取引しています。 当然、その作物はていねいに心を込めて作られたものなのです。 「フェアトレード」とか「有機無農薬」と書かれたものがおいしいかどうかというよりも、「誰が作ったか」「誰が薦めているのか」、そういう「誰が」という要素なくしてはものの味は語れない気がします。 結局、フェアトレードとか産直というのは、マークではなく、人が重要ということですね。 僕は、少なくともコーヒーについては、信頼した人たちが取引している豆を入手できるという点で、とても幸運だなと思っています。 興味ある方は、一度「坂田が推薦するなら」ということで、ウィンドファームやスローの豆を試してみてください。