新年のごあいさつ

新年早々、手帳ネタとか出してしまいまして、早速環境コラムとはかけ離れたことになりそうな感があります。 今年はそれでも、僕にとっては少しだけ生活に変化が訪れようとしています。 実際、職場が変わってもやることが変わるわけではないから、ものすごい転機というわけではありません。 ただ、今までここで築き上げてきた人脈とは関係ない場所で、新たな人脈を作らなくてはなりません。 もちろん、ここでの人脈も維持していかなければならないので、なかなか大変になります。 そんな僕の今年ですが、やはり屋久島プロジェクトが3月で終了しますので、最後の3ヶ月思いっきり突っ走ろうと思っています。 その後のことはそれからゆっくり考えようかなあという感じで、今はまだあまり頭にありません。 実は、ずっと (年が明けたら暇ができるから・・・) と思っていたのですが、来週から4週間連続で週末は出張でした。 その間、研究発表が今だけで3回。 ウィークデイはもちろんお仕事。 2月にはシンポジウムも予定されています。 僕はこんな状態で生きていられるのだろうかと考えますが、振り返ってみたらここ数年はずっとこんな状態が続いています。 論文はといえば、駄文に近いものばかりで、論文未満、エッセイ以上という程度のものだと反省しきりです。 一番たくさん書いたのは、もしかしたら日記かもしれません。 情けないです、我ながら。 新年の挨拶といいながら、「今年度の残りをどうすごすか」という話になりました。 やはり、教育関係の人間にとっては、「年度」という単位が頭にこびりついて離れないのでしょうね。 4月になれば、本当の意味で今年(度)の抱負を語ることができる気がいたします。 いずれにしても、今年も「ときどきエコ」ご愛読ください。 最低でも週に一本は、環境ニュースの紹介とコメント記事を追加して行きたいと思います。 時々は、コメントもいただければ張り合いが出ます。 では、改めて、 今年もよろしくお願いします。

手帳を選ぶこと

僕は普段、かなりメモをするほうだと思う。 思いついたことや、打ち合わせのメモをどんどん手持ちのメモ帳に記入していく。 1ページに1項目だからすかすかのときもあるが、ヘッダーに項目名を付けておくことで、見直すときに非常に便利である。 そして、ヘッダーと日付をパソコンに入力してあるので、だいたいどういうメモがどこにあるのかは簡単に探し出すことができる。 僕の使っているメモは、B6のノートでビニール製のカバーが別売りになっているものである。 このカバーは安っぽくていただけないのだが、カバーとノートの間にちょっとものをはさんだりすることができるのでとても便利だ。 すでに2年ぐらい使っているので、カバーはもうぼろぼろになっている。 そこで、新しいカバーを買うに当たって、いくつかの不満を解消しようと思い立った。 一つ目の不満は、「安もんくさい」こと。 合皮ですらない、ビニールの茶色カバーはやっぱりなんだか安もんくささがぷんぷんして、このカバーに(少し)愛着を持ってしまっている自分がさびしい。 できれば、本革のものが欲しい。そして、「使い込むほどに質感が出てくる」ものが良い。値段は長いこと使うからいくらでも構わない。 あるいは、KOKUYOのWillシリーズタイにポップカラーのものでもいいかもしれない。 二つ目の不満は、A4との整合性が悪いこと。 B6というのは、A4の資料を扱うときに、四つ折にすることになる。このサイズが妙に「落としやすい」。 僕のようにA4資料を中心に使う人間には、A5がA6が望ましいように思う。 問題は、それで使いやすいのか?ということだが、A5だと、まさにA4二つ折りなので非常に便利だろう。問題は表紙がしっかりしていないと書きにくいことだ。この点さえしっかりすれば、大きさに関してはストレスがなくなる。 A5だと大きすぎるのでは?という意見もあり、現にA5手帳は、手帳の達人で机上用とされている。けれど、僕は常にかばんを持ち歩いているので、この点は別に問題ない。 三つ目の不満は、紙を挟みにくいこと。 現状では、ノートとカバーの間のスペースに無理やり挟んでいるだけなので、取り出しにくいし、取り出さないと中身が見えない。 少し、こういうものをはさんでおけるスペースがカバーについていると便利だ。 こういう不満を解消するものとして、手帳(とそのカバー)を選んでいるのだが、悩んでいるのが、リフィル式にするか、ノート式にするかだ。 リフィル式だと高級感のあるものが結構あって、かなり心惹かれるものがある。 問題はリフィル式の場合、バインダーから外した情報をどうやって整理していくかだ。 この点さえ解消できれば僕はリフィル式を買いたいと思う。 カバーノート方式だと、やはりWillシリーズがよさそうだ。こちらも実物を見て、検討してみたい。 電机本舗のTRIMシステム Cカンパニー Willのカバーノート Koyomi365 手帳の達人!こだわるビジネスパーソンの新・手帳活用サイト

アジアの経済成長で都市環境が悪化している

Planet Ark : In Asia, Pollution Spreads as Economies Boomより。 アジアの各都市では、大幅な経済成長に伴って、環境問題が深刻化しているという。都市部以外でも、森林の伐採で毎年24800平方キロメートルの森林が失われているほか、アジアの開発途上地域で7億85百万人は定期的に安全な水の供給を受けることができないという状況である。 ちょっと比べてみて欲しい。 1970年代の日本と今の日本を。 都市の状況を知っている人は特に思うかもしれないが、日本の環境は確実に改善している。 どぶ川にいつの間にか魚がすむようになっている。 里山にマンションが建つときには計画をストップできないまでも、周辺住民による反対運動が結構おきる。 環境の質だけではなく、人々の意識も確実に変わっている。 それでは、経済活動に必然的に伴うと思われていた環境汚染はなくなってしまったのだろうか? この記事はその行き先がアジアの開発地域であったということだといっている。 もちろん、アジア各都市でも改善の取り組みが進められている。例えば、最貧国と言われているバングラデシュでは年間30億円程度をかけて天然ガスステーションを建設している。 タイでは、あの「トゥクトゥク」が今ではLNGで走っているらしい。 このほかにも環境分野に対する積極的な投資がアジアで行なわれている。 少なくとも希望は持てるようだ。 ただ、我々は安心してはいけない。 少しでも環境のことを考えるのならば、身近な環境の改善ではなく、自分たちの消費に目を向けてもらいたい。生産活動における省資源、低環境負荷をうたった商品を見つけたら選択するようにすることはそんなに難しいことではないと思う。 Planet Ark : In Asia, Pollution Spreads as Economies Boom

都市再生ができるといいなあ。

「都市再生ビジョン」について(報告)~社会資本整備審議会  (都市計画・歴史的風土分科会都市計画部会)答申~ この答申を見ていると、かなり今の世の中全体が都市再生に向けてのコンセンサスを持っているのではないか?という印象を受ける。 「あまり目新しいことがない」のである。 これは決して批判して言っているのではなく、国土交通省の目線と問題意識がそれだけ一般の人々のそれに近づいているということを意味している。 面白い部分は、 このため、まちづくりの主役、担い手である住民・企業等が「公 (パブリック)の一員」としての自覚を持って、行政と都市の将来 像を共有し、その実現を図る必要がある。具体的には、まちづくり 19 の計画段階から多様な主体の参加が可能となるよう「機会の窓」が 開放され、保障されているとともに、住民が参加・提案・協議し、 考えの違いを乗り越えて、合意形成に努め、合意した後は決めたル ールを守り、当事者としての社会的責任を分かち合いそれぞれの役 割を実行できるような多様な主体の参加と連携による「次世代参加 型まちづくり」を官民協働(パートナーシップ)で推進する。 その際には「提案する側」と「提案される側」が固定化されて、 いないなど、主体間の相互関係の多様性が確保されていることが重 要である。 の部分。 参加のための「機会の窓」をどのように開放するのか、これまで地方自治体でもいろいろな模索が行なわれてきている。 それをいかに拾い上げて、より実質的な「窓」にするかが問われる。 この答申の内容に近いことは、僕も5年ぐらい前の論文に書いた。 けど、全然注目はされないな。 あまりにも一般的すぎる話だからかなあ。。。 僕自身の関心は、「機会の窓」を開いたとしても、参加しない人って言うのがいるけど、こういう人は無視すべきなのか、別の形で窓を開いて参加してもらうべきなのかということ。 「お上の言うことは黙って言うことを聞いておけばいい」とか、「民主主義だから、選挙で選んだ人たちに任せておいて、我々は決定に従うのだ」とかならいい。 「あいつらは勝手に好き勝手やってるだけ。それに従うかどうかは我々の「自由」だ。自分は生活に忙しいんだ」とかいって、自由を振りかざす人たちをどうするのかという問題だ。 もちろん、生活に忙しいのは分かるけど・・・

中国が米国からの遺伝子組み換え大豆輸入を正式に認めることに(Planet Ark)

来年4月までの暫定合意だったものを正式なものとするってことらしい。 Planet Ark : China to approve US biotech soybeans - USDA official 記事によれば、米国の大豆は9月ごろ収穫され、翌年4・5月に出荷される。そのため、中国の暫定合意が延長されるかどうかによって市場の動向は大きく左右されることになっていた。 従来、中国は年間10億ドル程度大豆を米国から輸入していたが、今年は、20億ドル(740万トン)すでに輸入している。 当然ながら、中国は米国の大豆の主要な輸出先になっているらしい。 実は米国の大豆はすでに3分の2が病気への耐性を組み込まれた遺伝子組み換え大豆になっている。それの輸入が今後も継続的に見込まれることは今後さらに遺伝子組み換え大豆の生産量が増えることを意味するのだろうか。 日本では、すでに輸入は解禁されているが、「遺伝子組み換えでない」という表示を行なっている商品が非常に多い。 中国ではあまりこういうことに対する反発はないのだろうか? 気になるのは、加工食品が結構中国から日本に輸入されていること。 これらの原料をきちんとトレースできなければ、知らず知らずのうちに遺伝子組み換え食品を口にすることになりかねない。 遺伝子組み換え食品いらないとか、遺伝子組み換え食品研究所とかがGoogleではトップで引っかかりました。 いずれも結構情報満載です。

屋久島の研究をしてます

その一つの成果が、このHPです。 研究を補助してくれてるしげのぶさんという人が作ってくれてるページですね。 ときどきエコもこんなにきれいなデザインになればいいんですけどねえ。 +屋久島観光サイト!+Welcome!! このサイトでは、屋久島に「あと一日」滞在しようという提案をしています。 そして、屋久島でゆっくりと過ごすためには、まず車を降りること。そうすればただ通り過ぎただけでは分からなかったことにいっぱい出会えます。 実際僕もここ最近は極力歩く時間を持つようにしていますが、本当にまだまだ屋久島には新しい発見がたくさんです。 ぜひ屋久島に行ってみてください!

ときどきエコについて

スローな勉強会開催します。スローライフ、持続可能な経済、ごみ問題、その他環境問題に関するセミナーや講演は依頼があれば開催します。ご連絡ください。 坂田については、環境経済学@近大の経歴をどうぞ。メールもお待ちしています。メールアドレスは、坂田のローマ字読みアットecofirm.comです。アットはもちろん、小文字の@に変えてください。