一仕事の後が大事!

正月はちょっと実家に帰ったりもしたが、基本的には3月に出す本の校正作業でした。 正直、去年に出したままでもうどうとでもなってくれ、もう読みたくない! そんな気分になってたのですが、なんといっても自分の名前で出される最初の本です。少しだけでもましなものにしておいた方がよいと思い直して手を入れました。 一度手を入れると、良くまあこんな文章ででき上がったつもりやったなあとあきれるぐらい修正点が多い状態でした。 もちろん、この数日間ですべてを直せたわけではありませんが、初稿の状態よりはましになったと思います。 1ページぐらいほとんど書き直しのところもありましたしね。 それでも結構思い入れが強くて逆にうまく書けなかった環境評価の部分はほとんどいじれずじまいでした。 残念。 今回の仕事で思ったのは、やはり一度完成した!と思ったものを他人の目で見直すことはやはり重要だということです。 自分で書いた文章なので、下手であればあるほど見たくないし、自信があれば「直す必要なんてない!」なんて思ってしまいます。そんなわけで、自分の文章を読み返すというのは本当に苦行以外のなにものでもありません。 もちろん、校正を手伝ってくださっている編集者様はさらにひどい思いをして読んでくださっているのだと云うことは想像がつきます。 何度、やっぱり本を出すのは中止にしようと思ったことか。 何とか初稿の修正を終えることが出来たのは、曲がりなりにもこの業界でやっていこうと思うのであれば、打たれ強くないと行けないという思いです。 何を言ってもぼろくそにたたかれるのがこの業界です。 ずっとがんばって生きていくためには今のうちにめちゃくちゃたたかれてもいいのかもしれません。 まあ、開き直ったとも言いますが、一番悪い結果を想像したら逆に、別にそのぐらいならいいかな?と思ってしまいました。 初稿をほとんど手を入れずに投げたとしたら、後悔することすら出来ず、単に「失敗した」という感じだけが残ったでしょう。 それでは次にはつながらないし、反省も出来ません。 仕事はやっぱり、「終わった!」と思ったところからもう一踏ん張りすることが重要なんだと思いました。 僕自身は割と淡泊で、原稿の修正もいつもちょろちょろってやるだけなんですが、初めて一生懸命やってみて、最後まで粘ることの重要性に気付いた気もします。 次が帰ってくればいよいよ本の印刷になります。 どんなのになるのか楽しみです。

あけましておめでとうございます

昨年は、いろいろと駄文を書き散らしてしまい、ご迷惑をおかけしました。 今年はもう少し文章のクオリティがあがるよう、努力したいと思います。 それにしても、環境関係でも京都議定書の発効確定など様々なニュースがあった昨年でしたね。 僕自身についても、職場が変わったことをはじめとして本当にいろいろなことがあった一年でした。 今年もよろしくお願いします。 さて、今年最初の仕事は年賀状書きです(!?)

地震災害

アジア南部で起こった地震の被害もすごいですね。 地球はどうやら活動期に入ってきたのかも知れません。 犠牲になった方々の冥福をお祈り致します。 現地住民、ビジネス関係者、観光客など様々な方々が犠牲になりましたが、有名人も何人か影響を受けているようです。 中でも気になったのが、アーサー・C・クラークです。アーサー・C・クラークはスリランカ在住だったようで、レポートが掲載されているそうです。 アーサー・C・クラークとは、2001年宇宙の旅などで有名なSF作家ですが、ダイビングも結構好きだったようで、被害のあった地域にダイビング用のステーションと別荘を持っていたということです。本人は無事だったようですが、被害地域では設備・備品関係はほぼ壊滅、スタッフは全員の安全はまだ確認されていないそうです。 ほんとにこの地球は、どうなってしまうのでしょうね。 ただ、われわれ先進国の人間が忘れてはいけないのは、あれだけ多くの住民が沿岸部に住んでいたこと、彼らの多くが貧困に苦しんでいたことというのは、我々が幸せに暮らしていることと無関係ではないということです。 地震は我々のせいではないかも知れませんが、彼らの被害に関しては責任の一端が先進国の人間にあるはずです。 他人事と思っても構いませんし、別に何か行動を起こす必要があるとも思いませんが、その認識だけは持ってもらいたいと思います。

たのしい学術的な会議もあるもんですね

僕はそんなに社交的な方ではありません。 そんな僕が、昨日、今日と国際会議のボランティアに行ってきました。 場と縁の継承・再生国際会議です。以前から興味のあった地域通貨に関する国際会議だということと、申し込みがネット上で出来るということである夜、お酒をのみながら登録してしまいました。 その結果、この二日間ですごくたくさんの人と知り合うことが出来ました。 会議の内容は期待通りというか、期待以上といいますが、非常におもしろいものでした。最初は話はまったく聞かずにボランティアの仕事に徹しておこうと思っていたのですが、ついつい話を聞いてしまいました。 でも、それ以上に今回の会議で驚いたのが運営体制です。 このプロジェクトは、(たぶん)ボランティアから成る実行委員会組織と学術振興会のプロジェクト、兵庫県が主催していました。こういうケースでは、大学関係者はまず動かないし、ボランティアは重要な役割をもらえないしで、県が業務として運営するという例をいくつか見てきました。 けれどもこの会議は、県もボランティアも学者もおんなじレベルで協力して、事務局体制・運営体制を作っていました。 そのせいでボランティアスタッフとしてはたらく僕たちも非常にはたらきやすい環境でした。 こんな事務局が作れる人たちと一緒に仕事できたのことがこの会議の最大の収穫だったように思います。 運営サイドがいい加減に締めるところを締めているので各セッションでもメリハリの効いた議論が出来ていました。 ちょっぴり後悔といえばこの会議の存在を知ったのが先週だったことです。もっと早く知っていれば、僕ももうちょっと貢献できて楽しい日々を過ごせたのかなあと思います。以前、この会議に関するページを見たときにはボランティア募集の文字は目に入りませんでした。 そんなところには意識を向けていなかったんでしょうね。 地域通貨といえば、僕の論文の中で、地域通貨関係でネットで取得できるものがあります。お暇な方はダウンロードしてみてください。 2年前のもので、今とはちょっと自分の中で変わっている部分もあるのですが、僕が地域通貨に対して持っていたものはこんな感じでした。 一言で言えば、役割を果たしたら終わるべきもの、ですね。 今はちょっと違って、コミュニティって知らない間に衰退する場合もあるので、地域通貨が定着することでそのじわじとした衰退をさけられるなら、地域通貨はやっぱり使い続けられた方が良いと思います。 また、補完通貨としての地域通貨はまた別物だと思っていますので、別にきちんと書いておきたいと思います。 最後に付け加えておくと、今回の会議は僕の研究ともすごく重なる部分が多いです。以前から感じていることですが、いろんな分野の人が同じ問題を認識し始めています。 そして、かすかに見えてきている解決へのプランも同じ方向を目指しているようです。

gooアドバンスドパッケージ

なかなかよさそうなので、自分用メモ。 gooアドバンスドパッケージ 月290円で、メールボックスが2GBもあるらしい。 当然Webメールもあるし携帯からでも閲覧できる。POPもIMAPも使える。 2GBってことは、事実上、メインのメールとしても使えるね。 それにしても、何で近大はメールボックスが5メガぐらいしかないのかな? IMAPで使えば一瞬でなくなると思うけどな。 あとは広告が付くかどうかっていうのが気になるところ。 IMAPが使えると、サーバー上にメールをずっとおいておけるので、どのパソコンからでもメールを見ることが出来る。 「あ!あのメールは家のパソコンに入ってたんやった!」 っていうことがなくなる。 普段使う文書データなんかもメールに添付しておけば、ネットカフェでも使えるし。 くやしいことに、わかりやすいアドレスはすでに誰かに取られているってことですね。 hotmail.co.jpもそうですが、こういうのってわかりやすいアドレスを取ることが出来るかということが実は重要だったりします。 名刺に、今の学生が使っている携帯アドレスのような長いアドレスが書かれていたら誰もメール書く気にならないからね。 そうそう、このサービス、メールだけのサービスではなくて、ブログも、月数本の動画番組も付いてくる。 (こっちは別にいらんか)

12月第2週の環境ニュース

12月4日から9日までの環境ニュースからです。 今週は、いろいろとニュースがありますが、ロシアの批准で発効の日時が来年の2月16日に決定した京都議定書に関する国際会議についての情報をお伝えします。 いよいよ発効が決まった京都議定書ですが、もちろん、これで気候変動問題に関する議論や対応の準備がすべて整ったわけではありません。残されている問題や今後の問題について着々と交渉が進められています。 交渉の場となるのが、京都議定書の基礎となる気候変動枠組条約の第10回締約国会議(通称COP10)です。締約国会議は、12月6日から17日までの日程で開催されます。会場はアルゼンチンのブエノスアイレスです。 今回は現地からのレポートを見る限りは全体的にお祭り気分もあり、めぼしいトピックを見つけることは難しいようです。 但しその中でも、途上国でのプロジェクトによる削減量を削減目標を持つ国の削減量と見なすというクリーン開発メカニズム(京都メカニズムのうちの一つ、CDM)に関しては、審査機関である理事会を中心に様々な議論がおこなわれているようです。 現地レポートは、全国防止活動推進センターのネゴシエーションアップデートや、CASA(地球環境と大気汚染を考える全国市民会議)COP10関連情報が詳しいと思います。 また、気候ネットワークでは、交渉の状況の詳しいレビューに加えて、参加しているボランティアによる日記めいたレビュー(滞在記)も掲載されていて、会場の様子が分かりやすく伝えられています。

Amazonのおすすめ

関西に引っ越して、身近にでっかい書店がたくさんあるようになってもやっぱり、amazon.co.jpは利用します。 なんだか、本屋に行くのがめんどくさかったり、持って帰るのが重かったりするときに利用します。 それから、普段店頭にあまりなくて取り寄せる本と、洋書ですね。特に洋書はやっぱり早いと思います。 決して買うのが恥ずかしい本を買うためではありません(<ほとんど、定型句)。 amazonは一度利用した顧客はちゃんと覚えていて、次回以降にアクセスすると、その顧客の傾向にあった商品をお薦めしてくれる。 で、今日のお薦めは、 1. ハリーポッター(DVD) 2.マリオパーティ6(Game Cube)・・・そもそもゲームキューブ持ってないし。 3.『ケロロ軍曹ぬいぐるみ(S)-ケロロ軍曹』 (こんなの) amazonは、顧客管理のアルゴリズムを変えた方がいいと真剣に思います。 僕がメインで買ってるのは、経済学の洋書とエコロジー関係の和書なんですけど、それとこれがどう関係するのか、理解できません。 一度、担当者捕まえてきて、詰問してやりたいところです。 ケロロ軍曹ってそもそもなんやろ?なんか人気なさそうなカエルですよねえ。愛嬌ないし。これなら僕が描いたカエルの方がかわいいですよ。 僕は幼稚園児だとでも思っているんでしょうか。それとも、子持ちの経済学者はみんな子供にこれを与えているとでもいうのでしょうか。 親切そうな機能で使えない機能を見ると無性に腹立ちますね。 教訓:AmazonのNew for youは信用するな!

文章を書く力

やっと、辻信一さんのスローイズビューティフルとスロー快楽主義宣言!を読むことができました。 ここ10日ほどは読書集中週間って感じで、蒼穹の昴(浅田次郎)1〜4、フェアトレードとは何か、も読みました。感想はまたそのうちに書きます。 明日からは、スロービジネスを読むつもりです。 今、自分の本を書き上げて初校を待っているところということもあるのですが、人の文章がすごく気になります。 特に、辻信一さんの文章は、すごくわかりやすくて、すっと心に入ってきます。実際の辻さんのイメージそのままという感じです。 なんだか、電車の中で読むのがもったいなくて、川にでもいって読みたい気分にさせられます。 それに比べて僕の文章はずいぶん固めだと読んだ人から評されました。 肩に力が入りすぎているのかも知れませんね。 もっとのんびりとやりたいのですが、書いているとさすがに「こんなレベルで本書いてもいいの?」っていう気持ちになって、「みんなにぼろくそに言われたら、毎日泣きながら暮らさなあかんなあ」とプレッシャーになってしまいました。 文章を書くのは人に批判してもらうためと、普段言っている僕ですが、これだけ長いものを一気に書くというのはさすがに重荷でした。 本のタイトルは「ごみの環境経済学」でほぼ決まりです。 初校でもだいぶいじると思いますし、とりあえずそこそこおもしろい本にはなったと思います。 読んでみたいという方、ぜひご連絡くださいね。

更新情報

複数のサイトを維持するというのは難しいものですね。 ふと気付いたら、自己紹介のページとか、全然更新してませんでした。 2003年のまま止まっていた感じですね。研究業績の方は未だに手つかずですが。 そんなわけで、自己紹介、改訂しました。