たのしい学術的な会議もあるもんですね

僕はそんなに社交的な方ではありません。 そんな僕が、昨日、今日と国際会議のボランティアに行ってきました。 場と縁の継承・再生国際会議です。以前から興味のあった地域通貨に関する国際会議だということと、申し込みがネット上で出来るということである夜、お酒をのみながら登録してしまいました。 その結果、この二日間ですごくたくさんの人と知り合うことが出来ました。 会議の内容は期待通りというか、期待以上といいますが、非常におもしろいものでした。最初は話はまったく聞かずにボランティアの仕事に徹しておこうと思っていたのですが、ついつい話を聞いてしまいました。 でも、それ以上に今回の会議で驚いたのが運営体制です。 このプロジェクトは、(たぶん)ボランティアから成る実行委員会組織と学術振興会のプロジェクト、兵庫県が主催していました。こういうケースでは、大学関係者はまず動かないし、ボランティアは重要な役割をもらえないしで、県が業務として運営するという例をいくつか見てきました。 けれどもこの会議は、県もボランティアも学者もおんなじレベルで協力して、事務局体制・運営体制を作っていました。 そのせいでボランティアスタッフとしてはたらく僕たちも非常にはたらきやすい環境でした。 こんな事務局が作れる人たちと一緒に仕事できたのことがこの会議の最大の収穫だったように思います。 運営サイドがいい加減に締めるところを締めているので各セッションでもメリハリの効いた議論が出来ていました。 ちょっぴり後悔といえばこの会議の存在を知ったのが先週だったことです。もっと早く知っていれば、僕ももうちょっと貢献できて楽しい日々を過ごせたのかなあと思います。以前、この会議に関するページを見たときにはボランティア募集の文字は目に入りませんでした。 そんなところには意識を向けていなかったんでしょうね。 地域通貨といえば、僕の論文の中で、地域通貨関係でネットで取得できるものがあります。お暇な方はダウンロードしてみてください。 2年前のもので、今とはちょっと自分の中で変わっている部分もあるのですが、僕が地域通貨に対して持っていたものはこんな感じでした。 一言で言えば、役割を果たしたら終わるべきもの、ですね。 今はちょっと違って、コミュニティって知らない間に衰退する場合もあるので、地域通貨が定着することでそのじわじとした衰退をさけられるなら、地域通貨はやっぱり使い続けられた方が良いと思います。 また、補完通貨としての地域通貨はまた別物だと思っていますので、別にきちんと書いておきたいと思います。 最後に付け加えておくと、今回の会議は僕の研究ともすごく重なる部分が多いです。以前から感じていることですが、いろんな分野の人が同じ問題を認識し始めています。 そして、かすかに見えてきている解決へのプランも同じ方向を目指しているようです。