くつろぎのポーズ

heita upside down

家で勉強してたら、横でウサギのへいたが、ぼーっとしてた。 忙しいので無視してたら、ごろんと横になった。 あんまりウサギのこういう姿勢ってみたことないんやけど、大丈夫なんかな?と焦りながらも記念写真。 右側の壁が削れてるのはへいたがかじった跡です。 結構家中かじってくれてます。 新築でまだ入居して一ヶ月なんですけどねえ。。。

補助機関会合

気候変動枠組み条約と京都議定書を実施するに当たっての詳細な問題を詰めるための会議(SBSTA/SBI)が2週目に入っている。 京都議定書の発効がかなり近くなっているのに、まだまだ合意に達していない点が多くあるようだ。 昨日の場合を例にとると、狭い範囲を対象にした気候モデルの整備、技術移転の問題、途上国でのプロジェクトを実施する際の少数民族、先住民族の意見をどう反映するか、吸収源の問題、などだ。 (詳細までは追ってないので、詳しくは別の情報源を当たってみてください) 現在の議論で気になるのは、吸収源の問題で、吸収源のうち、吸収ではなくこれまでに蓄えていた二酸化炭素を排出するものと考えられる土地の劣化の問題だ。 オーストラリアの提案は、土地の劣化による二酸化炭素の排出を第一約束期間はカウントしない(すなわち、排出とみなさない)ことにしようというものであった。これにアメリカ、カナダ、(恥ずかしいことに)日本も賛成した。EUや途上国グループは反対だ。ただし、EUは議論の可能性は残しているようだ。 これまでの交渉の経緯によって、吸収する側は、考えられ得る最大量を二酸化炭素の固定と考えて良いことになった。それに対して、今度の提案は、さらに吸収量を増やすべくしてなされたものである。 そもそも、オーストラリアとか、アメリカは京都議定書に参加しないのだから、議論に参加しないで欲しいなと、思ってしまう。 日本の石油会社、製紙会社は結構オーストラリアで植林を行なっている。これは、たぶん、共同実施として認められることを企図してのことだ。 そう考えると、もしかして、オーストラリアが議定書に復帰する可能性もあるのだろうか? オーストラリア政府は裏でこういった企業に何らかの情報を与えているのかもしれない。 論点がずれた。話を吸収に戻す。 劣化した土地から排出される二酸化炭素を排出と見なすか否かという問題は結構大事な問題だ。 まず、これが排出であるとすれば、国としてはこのような土地や森林を整備して二酸化炭素の排出が行われないようにしたくなる。 一方、今期は排出と見なされないのであれば、極限まで森林を劣化させ、(すなわち、固定している二酸化炭素が短いと見なす)、次の期に植林を行ない、より多くの吸収をおこなったと認定されるようにする。 こんな風に考えると、土地の劣化を排出としないという今回の提案は非常に問題がある提案で、虫がいいとしか言いようがない。 もちろん、オーストラリアの公の場での提案理由はこうではないだろう。 例えば、 「森林管理には、事前の調査や準備が必要である。また、すでに劣化の始まっている土地の状況を好転させるためには少なくとも10年程度は必要である」 とか言うものではないだろうか。 なんとかこれを論破してもらいたい。 「ふざけんな!」って一喝すればお終いのような気もするが、それができないのが国際会議のしんどいところかも。

お知らせ:鹿児島環境ニュースとメルマガ(小柳)について

全然更新されてなかったので、この二つについては、更新を終了しました。 メルマガは、発行を再開しようと思ったら、すでにメルマガサーバーから削除されてたようです。 バックナンバーとかもないし、ちょっと残念です。 バックナンバー持ってる人がいたら、僕に送ってください。 それで、せっかくですので、メールマガジンっぽいことと、環境ニュースの二つを併せたようなコンテンツについては、Geeklog Japaneseの方に掲載していくことにしました。 だいたい二週間に一回ぐらい、メールマガジンのようなものを掲載していきますので、こちらもご覧ください。 メルマガは新しいゼミ生が更新してくれたらいいなと、思いつつ、自分で書くのも楽しいのでまあ、ぼちぼち続けようと思います。 原稿の寄稿はいつでも歓迎ですので、メールでください。 ちなみに、ときどきエコには、更新情報とリンクを載せることにします。 そんなわけで、ときどきエコはますます日記に特化するかもしれません。

気候変動問題:ロシアの批准

またもやロシアの批准情報が流れています。 今回は、今年中に批准しそうだということだそうです。アルゼンチンの大臣との会見でロシアの代表が語った話と伝えられています。 今、補助機関会合が開かれているだけに、交渉を有利にするためのカードをまたもや切ったのか?という気もしますが、どうなんでしょうね。 ただ、全体の流れでロシアが批准の方向に向かっていることは確実で、問題なのはそれがいつなのか、という話です。 少なくとも、今年冬の第10回締約国会合までに京都議定書が発効するようなスケジュールでの批准は無理だと言われています。 となると、いずれにしても来年の締約国会議までに京都議定書が発効するようなスケジュールでロシアが批准するという路線に、今回のニュースはあまり影響を与えないものとなります。 そういう意味ではロシアの批准カード、すでにそれほど効果を発揮するものではなくなっていると言えるでしょう。 むしろ今は、米国のケリー候補が大統領になれば京都議定書に復帰するというニュースの方が関心を招いているかもしれません。 逆に交渉カードとしての力が弱まっている現在、こんなニュースが出てきたと言うことは、やはりロシアの批准が近いということを裏付けているような気がします。 また、締約国会議ではいいニュースをもたらしてみんなに歓迎された方が良いと思われるので、批准は10月か11月というところではないでしょうか? (当たるかな?)

梅を使った料理

今週の土日月は、キャンドルナイトイベントですが、みなさんはどうやって過ごしてますか? 僕は相方とのんびり過ごしました。 来週は、鹿児島県の出水で田植えなのでその前夜にもみんなでキャンドルナイトやろうかなって思ってます。 さてさて、今週の週末は、金曜に相方の実家から届いた梅を処理しました。 すでに完熟状態だったので、一晩水に漬けてアク抜きをしてから、きれいなもの2キロを梅干しにしました。 っていっても、「今日の料理」を参考にして18%の塩をまぶして二倍の重さの重しをしておいておいただけ。 工夫したと言えば、消毒用のホワイトリカーがなかったのでブランデーで消毒したぐらいです。 たぶんこっちの方がアルコール度数は高いから良いでしょう。 香りはめっちゃくちゃよかった。 残りの梅のうち、20個ぐらいは瓶に詰めて、砂糖をひとつかみぐらいふりかけ、ブランデーに漬け込んでおきました。 ブランデーはXOを使ったから、贅沢な気もしますが、なぜか僕の家にはもらい物のブランデーが何本かストックされていますので、飲むのが追いつきません。 そんなわけで、これでうまい梅酒が出来ればもうけもんです。 さらに残ったものは、梅ジャムを作りました。 荻窪鈴木青果店の梅干しちょっと良い話 Pickled-Ume.comを参考にしたのですが、分量は適当です。 まずは、軽くゆでてアクを抜いてから、鍋で木べらで混ぜながら炒めます。 で、時々砂糖を加えながら煮続けます。 全体にとろっとなったらできあがり。 種は取り除いておいた方が良さそうなので、とっておきました。 今回作ったのは、ちょっとすっぱい感じが残る程度です。 レシピ通りに作ると、あまーいのになりそうな感じでしたので、かなり砂糖を控えました。 で、晩飯のおかず(か、デザート?)に、この梅ジャムとハチミツ、バターを合わせたものでサツマイモを軽く煮たものを作ってみました。 梅の香りと酸味がかなり強く、夏ばてで疲れたからだがしゃっきりしました。 おすすめです。 梅干し作りで梅が余ったら是非作ってみてください。 (煮るうちにかなり量は減ります) 気づいたら、ですます調で書いてました。 いつもと違う感じですが、いまさら書き直すのもってことで、このままにしておきます。

京都議定書の詳細を詰める国際会議が開催中

今回開催されるのは、第20回目の気候変動枠組み条約の補助機関会合。 気候変動問題、特に京都議定書の具体的な実施に当たって必要となる様々な検討事項について検討し、合意するための会合だ。 毎年、6月頃に単独で開催されるのと、12月頃に開催される枠組み条約の締約国会議(COP)の前の週に開催されている。 僕は6月の会合は4年前ぐらいにリヨンでの会議に参加した。 様々なNGOも参加して、雑然としているCOPに比べて、真剣に利害関係を持っている人しか参加しないプロフェッショナルが中心の会合というイメージがある。 NGOのメンバーも、各NGOの中核メンバーのみがやってきているようだ。 今回の会合は、16日から25日までの予定だ。 今回の会合で話し合われるのは、二酸化炭素吸収源の参照事例(なんて訳すのかな?Good Practice)や温室効果ガス排出量の算定基準の詳細とか、国別報告書、途上国への資金提供、技術移転などの問題だ。 詳しい内容については、ENBという団体の出しているニュースレターが詳しいと思う。(けど、英語) また、時々内容を紹介します。 あまりニュースには出ないと思いますが、ニュース、いちおうチェックしてみてください。 ENBのHP

自然エネルギー2004(再生可能エネルギーに関する国際会議)閉幕

標記の会議は、無事に政治宣言を採択して終了した。 環境エネルギー政策研究所(ISEP)のプレスリリースを見る限りは、具体的な数値目標(の設定方法)や具体的な政策については決定できなかったようである。ISEPはこの点を批判しているが、全く同感だ。 もちろん、各国にはそれぞれの国内事情があり、国際会議で軽々しく数値目標などについて合意してくるわけにはいけないことも分かっている。 しかし、国際会議でもなんでも、基本的に会議は「決める場所」なのである。 そしてその後にくるのは実行である。 実行に結びつかない会議も、長いプロセスの中では確かに必要だろう。 しかし、本会議は2年前のヨハネスブルグサミットで開催が決定し、主な協議事項も予想されていたはずだ。 それなのに、という想いがどうしても募ってしまう。 環境保護一辺倒は確かによくないかもしれないが、こと自然エネルギーに関しては文句なしに、「クリーン」で「無尽蔵」、かつ普及が進めば「低コスト」というおまけも付いてくる。 送電線インフラの整っていない途上国においては現時点でもかなり低コストなはずである。 これを計画的に推進できないというのには、石油、原子力業界が足を引っ張っているのでは?と邪推もしたくなる。 (邪推じゃないけどね、ほんとは。温暖化の会議に行くと、業界関係者がたくさんロビーイングしてる光景を目の当たりにできる。)

人を幸せにする住環境とは

人が暮らしていくにあたって、住居というものは非常に大切な要素だ。家で実際に暮らしていくにつれ、想い出がどんどんたまっていく。ずっと忘れていたことでも、家の窓や壁の模様、ちょっとした傷などをきっかけとして、ふと思い出すことがある。 そして、住居は日々の生活の基盤でもある。 家が快適であるか、住みやすいかどうかという住環境というものは、人間の幸せすら左右してしまう大きな要素なのだと思う。 今、僕は人が何に幸せを最も感じるのかについてずっと考えている。 仕事なのか、家族との生活なのか、あるいは所得、貯金、そういったものなのか。実際の幸せは、人によってそれぞれのウェイトは異なるものの、こういうものを総合的に組み合わせたものだ。 各要素間のウェイト付けをすることは不可能な話ではない。難しいのはどういう要素をウェイト付けの対象とするかだ。この問題について特に最近は頭を悩ませている。 最近ではそんなことよりもさらに実際上の問題に気づいてしまった。 一言で「仕事」「家族との生活」といっても何を持ってそれを評価するのがさらに主観的に分かれてしまうのだ。いちいち拾い上げようとすれば、調査すべき項目が膨大になる。 逆に質問項目を減らせば、調査に漏れが生じるだろう。 そんなことを実感したのが、今回の引越だった。 新しい住居に引っ越してやっと1週間が経ったのだが、この間、かなり大変な思いをさせられた。 僕自身についていえば、職場までの距離が1時間とちょっと、せいぜい1時間半かな?と思っていたところ、時間帯によっては2時間弱にもなってしまうことだ。 さらに悩ましいのが、この距離を車で行けば1時間を軽く切ってしまうこと。 公共交通機関を使いたいなと思っている手前、そう簡単に車に依存するわけにもいかないのだが、この時間差はやはり魅力的だ。 今のところは週に2回は夜が遅かったりするので車にしているが、残りの日も車になってしまう日も近いかもしれない。 うちの相方はもっと面白い点でストレスを感じていた。 いつも聞いているFM局が聞けないということだ。 そのために、ICレコーダーでFMがタイマー録音できるものを探して購入した。 一つ目はタイマー録音が出来なかったので結局二つ購入することになった。 これで何とか必要な番組を見ることが出来ることになって、一件落着かと思ったとき、またまた事態が変わった。 昨日来たケーブルテレビの工事の担当者と話すとなんとケーブルテレビの回線がFMを流しているのだそうだ。 この辺りは山も多いので電波が悪い地域があるので地上波とFM局もその他の有料放送と一緒にケーブル回線で流していると云う。 (普通ケーブルテレビって、こうなってるらしい) そのリストを見てみれば、何のことは無い、いつも聞いてるFM局もちゃんと含まれていた。 そんなわけですっかり今回は無駄に騒いでしまったうえに、ICレコーダ−2台分の無駄な出費をしてしまった。 話を戻すと、うちの相方は、FM局の視聴にこれだけのエネルギーをかけられるだけ住環境の中でも、情報収集(?)へのウェイトが高いということだ。 学問的に考えるとどうしても固いことばかり、評価しやすいことばかりを評価してしまう。しかし、実は今利用しようとする手法で評価できることと出来ないことをしっかり認識しておかないと、結局苦労ばかり多くて何も言えないことになりかねない。 それほど、現実社会の分析というのは難しいと云うことだ。 ところで、いちばん心配していたウサギのヘイタは予想以上に順応しているようだ。 家が広くなったので僕たちがいる部屋が一日でも変わるため、いちいちついてきたがる。 ただ、ヘイタは板間が嫌いなので、フローリングの部分になると、ぴたっと足を止めて、それ以上は行きたいんだけど行けないようなそぶりをする。 それ以外は特に問題もなく、家になじんだようだ。 やっぱり人間は複雑な分だけ、新しい環境に順応するのに時間がかかるのだろうか。 いや、ヘイタもしゃべれないだけで、実際には言いたいことがたくさんあるのかもしれない。

自然エネルギー2004開幕

6月1日から4日間開催される会議が、ドイツのボンで開幕した。 同会議は、再生可能エネルギーに関する国際会議であり、2002年に開催されたヨハネスブルグサミットでドイツが開催を宣言した経緯がある。 参加者は政府関係者、国際機関、NGO、企業など様々な分野からなる人々で、1000人以上が参加する見込みだ。 この会議は、再生可能エネルギーの普及が思うように進んでいない原因について共通の認識を持つことと、その障害を乗り越えるための具体的な政策を決定することの2点だ。 最近、自然エネルギーとか再生可能エネルギーについては、国内でも少し話題性が低くなっていて、あまり情報を見ることが無いような気がする。 これは一つには、温暖化対策が進んでいないことやロシアの批准が見えてきたことなどのニュースがこの分野の中心的な関心になっていることが原因だろう。 もう一つは、具体的な対策が進んでいないので、ニュースにするようなネタが少ないと言うこともあげられる。何らかの実践が行われていれば、新規事業の紹介やその進捗状況のチェック、失敗例の紹介など様々な情報が生まれてくる。 京都議定書が間もなく発効しそうだ。 発効すると、やはり国際的な合意にも強制力が出てくるので、具体的な対策をどんどん進めなければならなくなる。 その一方で、対策を実施するには一般の人々の理解がないとやはり進めにくい。もちろん、原子力政策とかダム建設とか一般の人の意見などはほとんど聞かずに進めている政策もある。 しかし、温暖化対策のように産業界が及び腰の政策については、一般の人々の賛同の声が不可欠だと思う。 今回の会議で再生可能エネルギーに関する関心が高まって欲しいが、やはりドイツで開催されているだけに関心は薄いままだろうか。 このblogでも少しずつ情報を提供していきたい。 (たまにはエコblogらしくないとね) 毎日の状況を伝えてくれる情報誌は:SD @ renewables 2004; 1-4 June, 2004; Bonn, Germany 会議の公式HPは:英語版

整理術の氾濫(メモ)

世の中には整理術の本があふれている。 捨てる技術や、収納の技術、あるいは、整理システムを提案するものもある。もちろんそれは、部屋の中だけではなく、研究資料であったり、コンピューターの中のデータであったりもする。 いずれのものも、現在無秩序に散らかっているモノの山をすっきりとさせてくれる夢の技術だ。 その本を読めば、本の通りに実践すれば本の著者が意図するような部屋になりそうな錯覚すら与えてくれる。 しかし、そんなものがすべて幻想であることも心のどこかでは分かっている。 いや、この話は単に整理術にとどまらない。 恋愛術でも、お金儲けの技術でも、受験勉強のノウハウでも、いたるところにノウハウ本があふれている。 そして、それぞれが結構売れている。 読者は、次から次へと新しいノウハウ本を買い、読み、批評して、また次の本を買いに走る。 もちろん、ノウハウは身に付かないままである。 いったいなぜこんなことが起こるのだろうか。 答えは、「本の通りにやらない」からである。 なぜやらないのか? 次から次へと様々な整理術が提案されており、目移りしてしまったり、様々なものにすでに挑戦して飽きてしまっているのかもしれない。 しかし、多くの人の回答は、「思ったより面倒だから」というものだ. ノウハウ本の帯には確かに「この本を読めばだれでも整理の達人になれる!」と人を惑わすような表現が書かれている。 確かに本を読めば他人にノウハウを伝授することは出来るようになるかもしれない。口でアドバイスできるだけで「達人」と呼べるのならば確かにすぐに、誰でも達人になれる。もちろん、本が読めて、内容を覚えるだけの記憶力は必要だ。 では、何が足りないのかと言えば、要するに「実行すること」が足りないのである。 イメージで「誰でも簡単に」変われると思っているから、ノウハウ本があくまでも「整理するとしたらどんな方法をとれば楽か?」ということをテーマにしているのであって、「整理しなくても整理できる」方法を教えてくれるものではないということだ。それをいつしか、読者は何かの魔法かなにかを本を読むだけで伝授されるものだと思い込んでしまう。 しかし、大切なのは、毎日何を実施するのかということだ. その意味で僕が母から言われた言葉がある。たぶんどこかから聞いてきた言葉なのだろうと思うのだが、面白いと思うので紹介しておく。 「眠る前の部屋」 という言葉だ。 眠る前に明日のことを想像して、片付けや持っていくものの準備等をしておけということらしい。