自然エネルギー2004開幕

6月1日から4日間開催される会議が、ドイツのボンで開幕した。 同会議は、再生可能エネルギーに関する国際会議であり、2002年に開催されたヨハネスブルグサミットでドイツが開催を宣言した経緯がある。 参加者は政府関係者、国際機関、NGO、企業など様々な分野からなる人々で、1000人以上が参加する見込みだ。 この会議は、再生可能エネルギーの普及が思うように進んでいない原因について共通の認識を持つことと、その障害を乗り越えるための具体的な政策を決定することの2点だ。 最近、自然エネルギーとか再生可能エネルギーについては、国内でも少し話題性が低くなっていて、あまり情報を見ることが無いような気がする。 これは一つには、温暖化対策が進んでいないことやロシアの批准が見えてきたことなどのニュースがこの分野の中心的な関心になっていることが原因だろう。 もう一つは、具体的な対策が進んでいないので、ニュースにするようなネタが少ないと言うこともあげられる。何らかの実践が行われていれば、新規事業の紹介やその進捗状況のチェック、失敗例の紹介など様々な情報が生まれてくる。 京都議定書が間もなく発効しそうだ。 発効すると、やはり国際的な合意にも強制力が出てくるので、具体的な対策をどんどん進めなければならなくなる。 その一方で、対策を実施するには一般の人々の理解がないとやはり進めにくい。もちろん、原子力政策とかダム建設とか一般の人の意見などはほとんど聞かずに進めている政策もある。 しかし、温暖化対策のように産業界が及び腰の政策については、一般の人々の賛同の声が不可欠だと思う。 今回の会議で再生可能エネルギーに関する関心が高まって欲しいが、やはりドイツで開催されているだけに関心は薄いままだろうか。 このblogでも少しずつ情報を提供していきたい。 (たまにはエコblogらしくないとね) 毎日の状況を伝えてくれる情報誌は:SD @ renewables 2004; 1-4 June, 2004; Bonn, Germany 会議の公式HPは:英語版