バッテリー付きの監視カメラを使った、不法投棄現場監視システム。 特徴的なのは、このシステムで撮った映像や投棄されたごみをもとに、警察OBなどで組織されたグループが原因者を特定すること。 かなり効果ありそう。 ITmedia エンタープライズ:地方自治体における不法投棄の今——島根県の事例 (1/2)
ごみ屋の夢の地、上勝町にいってきました
ごみ問題を研究している人間にとっての、夢の土地、上勝町についに視察に行くことができました。 今回はコーディネートしてくれた友人のおかげもあって、相当有意義な視察となりました。 上勝町は、徳島県勝浦郡の人口2000人ぐらいの小さな町です。町の人口規模の目安がだいたい5000人以上なので、急速な人口減を経験している地域です。 もともとは平家の落ち武者伝説もあるようですが、町の歴史は定かではないと出会った方が話していました。 ただ、落ち武者なのかどうかは別ですが、非常に文化度の高い地域であることは事実です。 その代表が、この地に伝わる「上勝晩茶」です。 この晩茶は、1番茶、2番茶を摘んだ後の番外茶という意味の「番茶」ではなく、収穫時期が遅いと言う意味で「晩茶」とされています。 日本のお茶というのは、摘んだお茶を蒸したり煎ったりして、もんで乾燥させるという行程で作られますが、上勝番茶は、醗酵させる点が特徴的です。 (同じような製法のお茶に中国のプーアール茶があります。紅茶やウーロン茶も醗酵させていますがこれはまた別のグループになるようです。) 非常に独特の香りと味をもっており、好き嫌いがけっこう出てきます。 また、醗酵時間などで味が左右されるので作っている人によっても味が変わってきます。 癖のないものは、ほんとうに葉っぱから入れるウーロン茶と同じようなグループの味です。 先に文化度が高いと書いたのは、上勝晩茶が一部の特権階級のためのものではなく、庶民の飲み物であったことです。 京都で茶の味を覚えた平家の将兵が上勝に来てもお茶を飲み続けた、なんて書くとちょっと歴史ロマン風ですね。 実際に日本で茶の栽培がはじまったのは栄西の帰国以後(1191年)のようですから、時代は少しずれますね。 でもまあ、平家以後かもしれないですが、なんらかの位の高い人が伝えた文化の名残のような気がします。
いらないものはいらない
JR宝塚線の扉は、冬期、宝塚駅で停車しているときには、閉まっている。 電車が到着してから発車まで5分ほどあるから、エアコンがもったいないとか、車内が寒くなるから、といった事情を考えると喜ばしいことだ。 電車の扉はボタンを押せば開くようになっている。当初はこれが分からずにドアの前に立ち、扉があくのを待っている人も多かったが、最近はそういう人もあまり見かけなくなった。 扉を開けるのが自動ではないのと同じように、閉める方も自動ではない。タイマーとセンサーをつければ店の自動ドアと同様、勝手に閉まるようにもできるはずだ。 最初の頃は、これも電車に乗り降りするときに扉を開けてそのままの人が多かったが、最近ではちゃんと閉める人も多くなってきた。 多少不便でも慣れるのが人間のいいところだ。 扉が自動で閉まらなければ自分で閉めればいい。 なんでどこでも自動ドアがこんなに普及してしまったのだろう。 仮にJRが車両の扉を自動で閉まるようにするとしよう。 僕たちにとって、今はほとんどの人が自分で扉を閉めているから、「扉が閉まる」ことには変わりはない。 一方、JR側は車両コストがその分高くなる。 「扉が自動で閉まる」という僕たちにとって本質的にどうでもいいことが積み重なることで、少しずつJRの体質がコスト高になる。 コスト高は(微々たるものかもしれないが)料金に跳ね返る。 JRは、「お客様の利便性を考えて」というかもしれない。 一部の客は、「自分で扉閉めなくていいから楽」というかもしれない。 でも、料金が高くなって喜ぶ人はほとんどいない。 しかも、扉が閉まるという基本的にどうでもいいサービスのおかげで料金が上がることは誰も歓迎しないはずだ。 身の回りを見回してみると、こういう「どうでもいい親切」「消費者を甘やかしているとしか思えない親切」が横行している。 パソコンの「ユーザ補助機能」の大半もそうだ。 こういうサービス競争はどこまで続くのだろう。 必要なサービスにはお金を払っていいが、そうではないものには払いたくない。 「いらんことせんでええ!」 と、みんな声に出してはどうだろう。
たまにはストレス発散!です
基本的に仕事好きな人間ですが、適度に息抜きをしなければだんだん疲れてきます。 最近は、仕事+つきあいでほとんど出ずっぱりだったので今日はもう一日家に閉じこもっていました。 車が車検から帰ってきたからお出かけしてもよかったのですが、何となくそんな気分になれなくて、昼夜と料理をして過ごしました。 僕のストレス発散といえば、2種類あります。 一つは、外に出ていろんな人に出会ったり、いろんなものを見て、経験すること。 もう一つが今日やったことで、一日家からでずにじーっと家で出来ることをすること。 家でできることというのは、基本的には料理をしたりもするのですが、どちらかといえば、家事よりもプログラムを書いたり、Webサイトの設定をしたり、Webサーフィンして情報を仕入れたりといったことです。 今日は、朝からスロービジネススクールのWebサイトづくりをしていました。 なんか、Geeklog用の新しいテーマをつくったのですが、微妙に挙動がおかしいところがあるので、テストしながら新サイトにインストールです。 他のことやりながらなので、けっこう時間かかりましたが、おかげでまともなものになった気がします。 こういうテーマを作るのはだいたいもとからあるテーマをいじるのですが、それが逆に問題が出たりします。 今日は、トップにあるメニューをCSSを使ってリストで表示するとか、JavaScriptのデバッグとか、スロービジネススクール用のフィールドを個人設定に追加して、編集できるようにするとか、そんな感じです。 ほんとうは、こういうのって全部Rubyでやりたいんですが、今日は、CSS、JavaScript、PHPを使って作業です。 わりと簡単な言語なので個々の作業自体はそんなに多くありません。 ただ、それをちゃんと動くようにするとなると、チェックが相当面倒でこちらにむしろ時間を取られてしまいました。 http://www.slowbusiness.org が今日の成果。 ほんとはもうちょっといじりたいんですが、これはまた明日あたりに時間が出来たときにやろうかなあというところです。 ということで、今日は完全に引きこもり状態の一日でした。
いちばんスローな思いをしたのは・・・
今夜は空堀の土庭というビルの一室に土をしきつめた部屋で、イベントをやってきました。 僕がナビゲーターになって、「スローライフとエコノミー」というテーマで2時間過ごしました。 主催で土庭をプロデュースしている空庭さんが用意してくれた、七輪で持参したかき餅を焼いたり、お茶を飲んだりしながらののんびりした時間。 2時間って長いようにも思うのですが、みなさん、わりと楽しんでくれていたようです。 今日は、経済学の話しからちょっとだけ離れてスローな世界と経済の関わりっていうテーマだったので、少し慣れない感じでした。 でもまあ、そういうちょと不慣れで、とつとつとした話し方も今日の雰囲気にはあっていたかなと、ちょっとけがの功名です。 スローな世界の話しといっても、今日来ていた人の大半はもともとスローな世界に興味があって自分でやってみようという気持ちの強い人ばかり。 たぶん、新しい話しを聞いたというよりは、自分の中にあったものを再認識した時間やったんとちゃうかな。 僕もいい時間を過ごせました。
リペアー
今日は用事があったのでヨドバシカメラによって出勤。 ヨドバシ、W-ZERO3がけっこうあるようで、同時に4人ぐらい買ってました。 僕も欲しいなあとついついじーっと見てしまいました。 でも、買うのやめました。 契約が完了するまで1時間待つのが何となく今日は嫌だったから。 でもほしいなあ、4万円かあ・・・と歩いていると電話が。 今日は出かけるときに車を車検に預けてきていました。 その車屋さんからでした。 なんか嫌な予感。 「フロントガラスの亀裂がけっこう大きなひびになっているので、これ、車検通りませんわ。換えときましょうか?」 さすがに車で「直すぐらいやったら新品買いますわ」なんて言えません。 「ちなみにおいくらですか?」 「だいたい9万円ぐらいですねえ」 Zero3が2台分。 やれやれ。 車というのは購入時の費用もかかるけど、維持費もけっこうかかるものです。 でも、こういうのは車を持つ以上はいちおう計算に入れているのですが、こういう大きな故障は非常に困りますね。 それ以上に「なんかなー」って思ったのは、一瞬でも「直すくらいやったら新品買おうか」と思った自分。 いつも、「リデュース、リユース、リサイクル」に「リペアーが加わった4R」が最近は一般的です。と話しているくせに、「直すくらい」なんて・・・不覚。
環境エネルギーワークショップ
本業のほうで、「環境エネルギーワークショップ」というものの開催をお手伝いすることになりました。 興味のある方はぜひ参加ください。 僕も朝から話をすることになってしまいました。 中身の準備はこれからです。。。 ちょうどまとめていたものがあるので、これを報告させてもらおうかと思っています。 このたび、大阪大学原子分子イオン制御理工学センター(CAMT)、スタンフォード日本センター(SJC)、京都国際環境エネルギーフォーラム(KIFEE)が共同で環境エネルギーワークショップを開催することとなりました。この機会が関西の若手研究者が交流し相互に刺激を与え合う場となれば幸いです。 つきましては、環境やエネルギーに限らない広い分野からの発表を募集いたしております。研究分野も文系、理系を問いません。あくまでも研究交流会ですので、発表は研究途上のものでも研究計画でもかまいません。 関心をお持ちの方は、お気軽にご参加ください。 第3回環境・エネルギーワークショップ 日時:2006年3月8日・9日 場所:大阪大学中之島センター 発表形態:ポスター発表を中心とするが、口頭報告も可 詳細:http://www.camt.eng.osaka-u.ac.jp/wee3/
スローライフとエコノミー 〜サスティナブルエコノミーの可能性
何だか知らない間に、更新が滞ってますね。 ばたばたと忙しいのと、ちょっと今読んでいる本がおもしろくて、読み終わるまではなにもまともなことは話せないような感じになってます。 さて、今日は僕が講師を務めるイベントのお知らせです。 大阪にビルの一室と屋上を庭にしてしまった「空庭」というカフェがあります。 その空庭さんが、6月につぶされてしまうビルの一室に土を敷き詰めた「土庭」というものを造りました。 それはそれは不思議な空間です。 http://www.soraniwa.net/index2.htm で、今度このスペースで表題のようなタイトルでイベントを予定しています。 一回目の話題提供者を僕が担当します。 1時間半ぐらいの間に、みんなでわいわい話し合うのか、僕が一方的にしゃべりまくって終わるのかは流れ次第なのでまだ分かりませんが、まあぼちぼち企画そのものもこれから作っていこうと話しています。 たまには講師モードの僕を見てもらうのもいいかなあとおもい案内しました。 興味ある方はぜひお越しください。 受付は一応僕までメールもらえればありがたいです。 第一回「スローライフとエコノミー 〜サスティナブルエコノミーの可能性」 日時:2月7日(火曜)夜7時半〜9時か9時半 場所:地下鉄待屋町近く 参加費:500円(お茶付) 定員:15名位。 *1回でも、何回でも、途中からでも、参加OKです! 呼びかけ文: スローライフ、LOHAS、癒し・・・ 人間にとって本当のしあわせってなんだろうと人々が考えはじめています。その一つの可 能性がスローライフです。でも、スローライフが日本中、あるいは世界中に広がったらどうなるのでしょう。一度考えてみる必要がありそうです。 まずはそもそもスローライフとかLOHASってよく聞くけど、それってなに?自分にもできるの?というところからはじめてみましょう。 以下:もうちょっと長い呼びかけ文 スロー= 今心地いいこと サスティナブル= 未来の安心 という二つを両立させる社会は実現できるでしょうか? 健康と環境に気を使う生活をしていても、 それらを取り巻くケイザイ、シャカイが、サスティナブルでないと、意味がないのだ=。 当然、私たちの日々の生活は、経済・社会・そして地球にいろんな影響を知らず知らず与えています。 土庭企画、始まります。 サスティナブルな経済ってなんだろう。 サスティナブルな社会のしくみってなんだろう。 サスティナブルな生活とは。 快楽だけでなくめんどくさいことや痛みもひきうけて。 (って、、難しいけど! ひとつに、楽しんでするがそのこつでは!?) ロハスが定義する5つのジャンルにも、「サスティナブルエコノミー」があります。 そんなことを大学で研究している、 なぜかミクトモ!? SAYさんとともにリードしていただき、ゆっくりわくわく考えていきたいとおもいます。 2週に一回。いつでも参加できる、ほんとにはじめはじっくりと、サスティナブルエコノミーへの道筋について、いろんな切り口や、小テーマを設けていきますので、 いつ参加されてもかまいません。 まだ、すべては孵化する前! 自在に、会の雰囲気などから、流れにまかせていければとも思っています。 ゆっくりと、土庭がなくなっても、何十回と、徐々に具体的に考えながら、サスティナブルにつづけていければとおもいます。
タフなスローライフ
仕事で上京していたのでライフスタイルフォーラムに行ってきました。 (上京って、なんか懐かしい響き。「汽車で上京」とか。飛行機とか新幹線だとこういう言葉の持つあじわいやニュアンスは伝わらないね) 例によって知り合いがいっぱい参加してましたが、新しく知り合いもまた増えました。 会場で異彩を放っていたのは、炭素税研究会の報告会。 ほとんどが「LOHASっぽい感じの人」と「ナチュラル好き」の集まりだったのに、この会だけは硬派な内容を硬派に発表してました。 発表者の知り合いは僕も知っている人たちで久々だったので一緒にお昼ごはんを食べました。 「スローライフっていいと思うけど、僕たちのやってる政策提言系の活動からみると違和感を感じるときがある。やっぱり戦わなきゃいけないとき、強く主張しなければいけないときってのはあると思う」 とはその一人の言葉。 僕もそう思う。 スローな生き方ってのは「対立や争い、自己主張、生き残るための戦い」から逃げるってことじゃない。自分の居心地のいい世界は誰かが与えてくれるものではなくて、自分で作らなければいけないもの。 そういうモデルの少ない現在は特にそうです。 どんな生き方をしようと、リアルな現実との関わりとそれとの妥協は必要になって来ます。 その辺りをちゃんと理解したうえで、「タフにスローライフを追求」していく人が増えるといいですね。 そうそう、元LUNASEAのSUGIZOさんも来てました。 意外とまじめに持続可能性のことを考えているようでしたよ。
行ったことのある国
ふと思い立って、行ったことのある国のリストを作ってみた。 (環境経済学@近大の経歴ページの一番下にリストを追加) 19カ国になっていた。 思い出深い国、ほとんど記憶のない国、また行きたい国、滞在時間の短かった国、などなどいろんな思い出がある。 僕みたいに就職してから海外ぶらっと行けるってのはとても特殊な職業。 それだけに、学生時代にはほんとうに海外に行ってほしいと思う。