欧州の350以上の都市が「市長誓約」に署名、EU目標を上回る排出量削減を目指す|日刊 温暖化新聞 - daily-ondanka.com. 日本にも環境自治体会議というのがあります。加盟自治体数は市町村合併の影響もあって、少々減り気味な気もしますですが、毎年大規模なミーティングを行っています。 僕もときどき呼んでいただいて参加しています。 国の動きというのは確かに大切なんですが、それを引っ張る世論をつくるという意味で、自治体のイニシアティブはもっと大切なのでしょうね。 一番住民に近いという意味で、国民の意思を身近に感じているわけですから。 今年度、地方自治体の温暖化対策というテーマで、自治体研修の講師をさせていただきました。 ポイントにしたのはいかに多くの人を巻き込むのかという点です。 どんどん前に進みたがっている人を応援しつつ、おいて行かれてしまいそうになる一般の方々に階段を用意する。 そういう役割を果たして欲しいなと思い、一年間指導させていただきました。 来週月曜日はその報告会。 一年間の成果としての報告書も完成します。 今から楽しみです。
NHK:「きょうの料理」 少子化で材料の目安2人分に - 毎日jp毎日新聞
NHK:「きょうの料理」 少子化で材料の目安2人分に - 毎日jp毎日新聞. これまで4人だったのが、44年ぶりに対象人数が減らされるそうです。 ふーんという感じですが、考えてみれば、一人当たりのごみ排出量や二酸化炭素排出量などを考える際に、実は平均世帯人員は関係があります。 基本的には、世帯人員が多い方が、一人当たりのごみ量は二酸化炭素排出量は少なくなります。省資源・省エネのためには、みんなで一緒に住もうって単純な発想がでてきそうですね。 そういえば、今日、友人と話していたら、都会で家や部屋をシェアして住むということが、不況や不安定な社会が進むと増えるのではないかという話でした。 みんなで住んでいれば、一人が失業してもなんとか、暮らすことができます。 一人や二人だと、職がなくなれば即家賃が払えなくなり、家を出なければなりません。 資源・エネルギー面だけではなく、経済的な面でも、一人暮らしというのはぜいたくな時代がくるのかも知れません。
スロービジネス見本市の楽しみ方
「いのちを大切にする仕事」を提案し実践しようと模索する人が集まるスロービジネスカンパニーが、「スロービジネス見本市」というイベントを3月8日池袋で開催する。 人を幸せにする会社を増やそうと取り組んでいる天野敬之氏の講演や、フェアトレードコーヒーの会社を経営する中村隆市氏からのコメントもなかなかおもしろそうだが、メインの内容となる、投資ゲームにも期待が持てる。 スロービジネスというのは、コミュニティビジネスとエコビジネスを組み合わせたようなものを想像すればよいかと思うが、具体像はまだまだはっきりとはしていない。 それを各出展者が自分なりに解釈し、ビジネスとして提案するのが今回の企画だ。我々参加者は一人1000万円の資金を持ち、支援したいプランに資金を振り分けていく。 モノや自分の時間、周りに知らせるという貢献もあるのに、なぜお金だけで「志」を表現するの?という思いもあるかも知れない。けれど、現実の世界では我々が持っている時間やモノは限られている。 「周りに知らせることや関心を持ち続けること」も実は限られている。世の中すべてのことに関心を持ち続けることはできないのだ。 どうしても自分にとって重要なことを中心に自分の持っていることに資源を集中せざるを得ない。 その葛藤を感じて欲しい、それでも応援したいだけの価値があると思うことを応援して欲しいというのが、投資ゲームの目的だ。 自分の持っている資源を、たまたまお金という形で表すのだと考えてみよう。 そうすれば、「これは100万円と書いたけど、実は僕が自分の時間で協力するって意味」というメッセージを投資に込めることもできる。 (実際、投資カードには自分の気持ちも書けるらしい) 見本市に出展しているのは、すでにビジネスを立ち上げている人もいるが、働きながら将来のビジネスを夢見ている人やこれから自分の生き方をデザインしていこうとしている人もいる。 いろいろな段階にいる人たちのプレゼンテーションを見、直接対話することで、これからの世の中をポジティブに捉え、進んでいこうとする人達に出会うことができる。 投資をするまでには至らなくても、一言、それぞれの立場からの意見や感想を伝えるだけでも、出展者がこれからビジネスを進めていくための参考になるはずだ。 そういう意味では、会場に参加する人たちが望むビジネス像、生き方像を、出展者に託す場であると考えることもできる。 挑戦する人をどう支援していいのか分からず、失敗していくのを見守るしかできないことを残念に思っていた人も、自らが声をかけ、出資することでどれだけ多くのことが実現できるのかを実感するよい機会になりそうだ。 スロービジネスカンパニーにとって、この見本市は、自らの事業を世の中に問い、広めるという大きな挑戦だ。 これまでは狭い関係の中で育んできた思いが、自己満足に陥っていないか、非現実的なものになっていないのかを確かめることで、カンパニーが運営するスロービジネススクールの中身もより現実味があり、充実したものになっていくだろう。 一般の参加者は、出展者を評価し、応援すると同時に、主催団体自体の事業自体にも目を向けると、より楽しめるだろう。
資源ごみの持ち去りについての調査
今度公開される論文は、資源ごみ持ち去りをテーマとしています。 そこで主張しているのは、資源ごみの持ち去り対策にあまりにまじめに取り組むと、監視コストの方が規制によるメリットを超えてしまう可能性が高いと言うことです。 持ち去り業者を取り締まれと言うのは簡単です。 でも、町中を縦横無尽に走り回るどこの誰かも分からない業者をどうやって取り締まるというのでしょうか? しかも捜査の専門家でもなんでもない、市役所の職員が。 現状、取り締まり(パトロール)は、超過勤務手当の発生しない管理職が時間外(深夜など)にパトロールしているのが実情です。 先日、この論文の裏付けをとるために某市にヒアリングに行ってきました。 そこでは、持ち去りがあることで、資源ごみ収集の負担が楽になっていて、職員に時間の余裕ができるようになったそうです。 余裕の時間は、別の仕事(このばあいは、本来残業になっていた職務)にあてることができています。 おそらく、行政よりも安いコストで収集が可能な持ち去り業者を何らかの方法で受け入れることで、行政の業務はさらに減り、行政職員は啓発や住民と直接はなしをする場に行くなどの仕事を増やすことができるはずです。 感情的に「持ち去りはけしからん」と思うのは分かります。(僕もちょっとそう思います) でも、貴重な自治体の資源(経費、人材)を考えて、受け入れるべきものは受け入れた方が、長期的には社会がよい方向に向かうってこともあるはずです。
ネットラジオを放送中です
昨年春からぼちぼちとラジオをやっています。 正確にはポッドキャスティングですけど、まあ、誰でも聞ける音声番組という点では似たようなものでしょう。 番組は、スロービジネススクールの仲間と作っていて、出演者もほとんどが関係者です。 本来は外部の人も紹介していつもりだったのですが、スロービジネススクール関係者におもしろい人が多すぎて、手が回りません。 番組作成は僕がパーソナリティで、やのさんがディレクター、Sさんがエンジニアです。 (Sさん、実名出してもよければ連絡くださいね) 収録はすべてSkype。 西宮の僕と福岡のやのさん、愛媛のSさんをつないで、さらにどこかにいるゲストも参加して、収録します。 収録後Sさんが編集してアップしてくれます。 昨年までは僕が編集・アップ担当だったのですが、これがけっこう面倒。 そのうえ、自分の話す声を聞くのが嫌なこともあり、アップが遅れがちだったのですが、Sさんが加入してくれて、ここが一気に楽になりました。 よかったら聞いて下さい。 そして、感想もお待ちしてます! あ、スロービジネススクール、ただいま学生募集中。
スローなお話会、学生割引制度を作ります
カフェスローOSAKAで開催しているスローなお話会、学生割引制度を作ります。 高校生・大学生にもっとこういう話も聞いてもらいたい気がするのですが、学生にとって、この料金は少々高く感じられるようです。 本当は、こういうところから自分にとって大事なものにこそお金を払って、そうではないものは節約するという意識を付けてもらいたいのですが、まずは体験して、「こういう講座がなければどうなるか」「なぜ自分は無料でいいのだろうか?」といったことを考える機会にして欲しいのです。 なぜ学生だけ?という声も聞こえてきますが、そういうことを言い始めると何もできなくなります。 「学生だけじゃなくて私も割り引いて欲しい」というお話は、個別にご相談下さい。別に差別しているわけでもなんでもなく、まずは学生からという意識だということです。 ただし、無料といっても経費はかかっていますので、原資が必要です。 こちらは、参加者や関心がある人からのカンパでまかなう予定です。 100円でもかまいませんし、もっと多くてもかまいません。 まずは僕から、環境系の講演でいただいた講演料の一部を募金しておきます。 割引条件は以下の通りです。(変わる可能性があります) 割引額:参加費のうち500円分(通常1000円、ただし、ワンドリンクは必要) 割引の条件: 1.学校に通っていること 2.たばこを吸わないこと 3.マイ水筒を持つように努力すること たばこは、一箱200円代です。一日に一箱と考えても、月に6000円です。 たばこにお金を使うぐらいなら、5日がまんして、講座を聞きに来て欲しいと思うし、僕やカンパしてくれた人が大変な思いをして稼いだお金がたばこ代で消えるのは嫌です。 水筒も同じですね。毎日ペットボトルのお茶を買う人、月に3000円から4500円ぐらいの支出です。 いい水筒を買って、いいお茶をいれて持ち歩けば、毎日おいしい飲み物が飲めます。 今すぐにそういうことをしろとは言いませんが、まずはやってみて下さい。 やってみると言ってくれた方を割引対象とします。
明日で後期の講義が終わります
再びメールでの投稿テストです。 明日で後期の講義が終わり、テストに突入します。 1月の講義回数は平均すると2回ぐらいですね。 そして教員と事務は膨大な入試業務が待っています。 学生にとっては2,3月と2ヶ月もある春休みです。 僕は是非旅行に行ってもらいたいなあと思います。
メールからの投稿テスト
メールからときどきエコを更新できるように、設定中です。 これで少し更新頻度も上がるでしょうか。
NucleusからWordpressでRSSも変更
NucleusからWordPressにブログを移行して、そろそろ10日が経つ。 ちょっと残っていたのが、RSS(更新情報)をどうするかという問題。 RSSリーダーで読んでくださっている方もいるようだが、いちいち設定を変えてもらうのは面倒だろう。 こういう変更、.htaccessでできるのかと思っていたのだが、Redirect 301しても変わらないようだ。 しょうがないので、Nucleusで使っていたRSSをはくためのコード(例えば、atom.php)の中身を require( './wp-load.php' ); wp_redirect( get_bloginfo( 'atom_url' ), 301 );
のように、wp-atom.phpの中身に入れ替えた。 まあ、当然だけど、これで無事RSSがちゃんとはき出されるようになった。 ようやくこれでサイトの移行は完了だ。
食と健康と環境の講座で講演してきました
2009年1月14日、大阪市の生き生き地球館で開催された、食と健康と環境の講座で話してきました。 参加者は定員40名のところ、40名ちょっとでした。 この講座は市の委託を受けてNPO法人 シニア自然大学さんが開催している6回ものの連続講座です。 昨年も別シリーズで講演したのですが、やはり定員オーバーでした。 いろいろと仕事を頼まれることがありますが、やはり人数が多いと張り合いがありますね。 僕がいっしょうけんめい準備をする分、告知に力を入れてくれているなという感じです。 正直、どういう類の講演でも、僕の場合には最低でも一日、普通は三日ぐらい準備の時間が必要になります。 せっかく時間をかけたのに、一桁ではやはり寂しいです。 (もちろん、もともとそういう少人数講座なら別です) この講座の場合には、告知の努力と他の講師の方がこれまでいい講座を開催してきたという実績があって多くの参加者が集まるという好循環がはたらいているようです。 僕にとっても、終わってから話しに来てくれる方とのいい出会いが前回、今回とありました。 特に今回は、いつも野菜を買っている宝塚の西谷地区というエリアで食育をやっている方が話しに来てくれました。 これからどういう展開になるか、すごく楽しみです。 今回のテーマは、「スローライフの家庭菜園の経済性について」と、ちょっと微妙なタイトルです。 行き来しているうちに、変な風に変わってしまったのかも。ちょっと日本語になってないですよね。 でもまあ、なんとなく「労力の割に収穫が少なくて、なんか損なんじゃないの?」と思う人もいるかも知れない家庭菜園に経済学の面から光を当てようという講座です。 家庭菜園に費やす時間というものは、どういう意味があるのか。 これを単なる労働ととるか、余暇の一種ととるかで評価は全然変わります。 また、余暇ととるにしても、普段やっている余暇を「やる必要がなくなった」のであれば、その余暇から得られた便益や余暇に必要だった費用は不要になります。 もう一つの意味としては、家庭菜園に取り組むことによって、生き物の時間を実感する(だじゃれちゃうで)ことができるという効果があります。 生命にはそれぞれの時間があり、それを大切にすることで得られるものに気づくこと、そして生命が次世代に命をつないでいくすがた。 そういうものを知り、大切に思うことが「持続可能性」というわかりにくい言葉を具体化してくれます。 今回話せなかった話しとして、家庭菜園と生ごみの関係もあります。 自分で育てる野菜のために、自分で調理した食べ物の残りを使ってたい肥を作る。 目の前で野菜くずが土に帰り、新たな実りを助け、我々の口に入る。 そうなると、買ってくる食材にも目がいくようになります。 そこから、また目が広がっていきます。 実はこの話、紹介したいなあと思いつつ、時間切れになったので割愛してしまいました。 まあ、準備したことをすべてはなせるというのはなかなかないことなので、しょうがないですね。