サイトメモ「割り箸から見た環境問題」

1999年からあるページですが、未だに興味深い調査報告書です。 割り箸が環境にいいのか悪いのか、調査をもとにして明快に回答してくれています。 割り箸論争って、「割り箸も日本の林業の一部だから使わないと森林が破壊されてしまう」としたり顔で言う人もいます。 しかし、実際には90%の割り箸が輸入物であるといいます。 そのうえで、輸入量の多い中国に着目し、その林業が持続不可能であることを調査したようです。 内容はそんなに難しくないので、興味のある人は一読を進めます。 うちの学生もこれぐらいの論文が書けたらなあ。。。とつい、思ってしまうぐらい良く出来ていますね。 もう少し厳しく鍛えればよかったかな。 割り箸から見た環境問題1

南日本新聞「e-ライフ@かごしま」に掲載されました(2004年2月16日)

ブロッグ画面で、それぞれの部分の説明がなされてますが、まさにこのページですね。 先週、ページデザインを変えておいて良かったです。 この記事に関しては、先日取材を受けたのですが、なかなか詳しい記者でついつい話し込んでしまいました。 本誌ではどんな感じの扱いなんでしょうね。 e-ライフ@かごしま T君、情報提供感謝です。

フィジーと温暖化

フィジーに行ってきました。 今回の調査、準備期間が不十分だったこともあって、完全に空振りでした。 フィジーの本島は海抜が非常に低いエリアに人が住んでいるのですが、まだそんなに問題は発生していないようです。 政府や研究機関の話はネットでも聞けるので、現地の住民にヒアリングをしてみたのですが、「温暖化って何?」という反応がほとんどでした。 意外といえば意外、一般人ってこんなものと言えば、まあそうなのかもしれません。 旅行会社のエージェントの指示に従っていろいろ見てみたのですが、やはり顕著な問題はまだまだなのかも知れません。 改めて情報収集する予定です。 ある人に「海面上昇の現状はどうだ?( Do you know any evidence of see level rising?)」って聞いてみたところ、 「干潮のときに海辺に棒を差しておいて、満潮時に調べたら、どれぐらいか分かるよ」 って教えてくれました。 それって、干満の差を測れって意味?小学生の自由研究ですね。 それから延々と温暖化の説明をしたらやっと勘違いに気づいてくれました。 やれやれ。

Geeklogの1.3.9のリリース候補が公開されました

永らく待っていたGeeklogの新バージョンですが、遂に公開されるようですね。 今回のは、あくまでもリリース候補ということで、バグ出しがメインになります。 正式版もまもなく出るでしょうね。 ちなみに、このバージョンでは、RSSをWeb上から管理できたり、管理画面の操作性が向上していたり、固定ページの操作性が向上していたり、いろいろな改善がなされているようです。 (それだけにバグ多いかも) ちなみに、メールはPEAR:Mailで一括して処理されています。 詳しくはここを参照 また、変更の概要は、続きを読んでください。 ・固定URLが使えるようになった。 ・イメージは、GDライブラリを利用して拡大縮小するようになった ・面倒だったブロックの順番変更が容易になった ・固定ページでPHPが使えるようになった ・テーマシステムの大幅な変更

卒論発表会

大講義室で行なってみた。 マイク禁止令のせいか、少し声が通りにくかったという問題はあるが、なかなかの一日だった。 どの学生も、ゼミに入った時に比べればプレゼンテーション能力が格段に進歩している。 僕の仕事は、せっかく各人が持っている能力を表現できないという「表現べた」を直すことだと思っているので、この点ではかなり満足できるレベルになった。 報告会の最後に、学生が花と「卒業証書」をくれた。 卒業証書には、学生からのメッセージがたくさん詰まっていて、みんなの気持ちが伝わってくる。 みんな、ありがとう で、研究室に戻ってみると成績評価書(の確認)が届いていたので、記入しておいた。 これを水曜日に提出すると、僕のここでの教育面での仕事上は事実上終わりだ。 ちょっと寂しいけど、3月まではまだここのスタッフだし、学生が僕を先生と読んでくれる限りは僕はみんなの先生なのだと思う。 ついでに、大学の教員の仕事は、教育・研究・行政と分かれているが、教育は終わっても、学内プロジェクトの成果報告とか、行政面での仕事はまだまだ山ほど残ってるので、終わった。。。という気分はまったくありません。 追伸:続きにゼミ論については、グループ別の講評のせときます。 卒論は、いいよね。。。ゼミ生以外の方のために、タイトルと著者だけは紹介しておきます。 ゼミ論 1. 久米和恵、鳥越重樹「睡眠~不眠改善の記録~」   テーマに苦しんでいた割にはなかなか面白かった。身近な問題を体当たりで実験してみる点、今の学生には見られない行動力も評価できる。 2. 桐めぐみ、金子大輔「地下資源採掘について」   論点が少し絞りきれなかったようだ。個別のテーマの内容は良く出来ている。   2人でかなり議論して、がんばったことは良く分かる。 3. 濱平梨絵、勝間敦志「企業の環境PRとISO」   前回からの積み増しが少ないような印象を受けるが、テーマが最新のテーマだけに、難しかったのかもしれない。   フィールド調査をやると良かった。 4. 立石真、島浦悠「林業のあり方~林業のこれからのスタンスとは~」   著者の二人は「林業の自立」が出来るようになると本当に考えているか、そこがポイント。   難しいテーマですが、単に森林保全ではなく、「自立」と「やりがい」をテーマにした点が新しい。 5. 植村理恵、時本竜昌「バイオマスを利用したまちづくり」   地元をテーマにした論文。論文の内容はきっちりと書けているので、これからの取り組みをどうするかがさらに問題になってくる。   できたら、地元の役場に論文提出してみてください。 6. 原口健二、濱田有香「市場 先進国」   タイトルからは分かりにくいが、途上国の森林問題を扱っている。   良く調べてあるが、ほとんどの対策はすでに実施されている。それらの対策の評価をすることに今後は取り組んでもらいたい。 卒論: 1. 山下恵子「企業、行政、部品メーカー3者による化学物質管理整備体制構築システムの提案」 2. 宮副千尋「需要サイドから見た水道水とミネラルウォーター利用の両立可能性」 3. 東早弥香「バイオマスエネルギー供給における市民参加手法に関する研究」 4. 中村真弥「環境活動の普及過程についての研究」 5. 折原隆之「屋久島の進む道~屋久島型エコツーリズム確立への施策」 6. 竹井葉子「環境管理システムの現状分析と取り組みを広げるための具体的提案」 7. 岡崎信也「脱大量廃棄社会へ向けた住民政策~豊島産業廃棄物不法投棄事件を事例にして」

フリーウェアではじめる計量経済学:gretl

計量経済学を勉強するとき、最近はやっているのがExcelです。しかし、実際には結構制約が多いし、使いにくいので嫌になってしまう学生さんも多いのではないでしょうか。 やはり、TSP、LIMDEP、STATA、EViewsといった本格的な計量ツールが欲しい!という方、多いのではないでしょうか。 もちろん、授業で使いたいけど、学生に買わすのもなーという方もいると思います。 何気なくFreshMeatを検索してたら、gretlを見つけました。 今まで「きっとあるんやろな。いつか検索しよ」と思いながら、おっくうになっていました。 それが、今日は仕事も結構はかどってて、ポジティブな気分だったところに、「あ、あれを探そう」と思い立ったので、探してみました。 で、みつけたのがこのgretlです。 本来は、Unixベースですが、WindowsでもMacOSでも動くようです。 まだ、見つけたばかりですが、最小二乗法関係の計算は出来ますし、ロジット・プロビット、パネルデータの分析も出来ます。 ループ制御が出来るのでモンテカルロ法による分析も出来るようです。 gretl ちなみに、「Freewareで計量分析をやりたい人に」という章がマニュアルの付録部分についておりまして、なかなか参考になります。 とりあえず候補は、RとOctaveです。 ただ、Rのほうが最尤法ができたりするのでお勧めだということです。 まずは、gretlで始めて、Rに進むというのが結構勉強にはちょうどいいかもしれません。 ちなみにgretlの推定結果は、LaTeXフォーマットに書き出してくれますし、グラフはGnuPlotに出力してくれます。 入力するデータは、XML形式、カンマ区切り、独自形式に加えて、Excelのワークシート形式もいけるみたいです。RATSにも対応しているということなので、総研系の人も結構いけそうな感じです。 Gnumericに対応している点がオープンソースらしいですね。 結局、 入力:Gnumeric 分析:gretl プロット:GnuPlot レポート:LaTeX という「計量経済オフィス」がオープンソースでそろってしまうわけです。 「オープンソースで始める計量経済学」書こうかな。 一緒に書いてみません?>A氏

○さつまぐらし:食-焼酎(1)

・酒の想い出  僕は初めてお酒を飲んだ日のことはまったく覚えていない。  物心がつくと、父にビールや日本酒をなめさせてもらっていた。  その頃は、「飲む」ではなくて、「なめる」だったので顔がぽうっとほてることはあっても別に酔っ払うわけではなかったと思う。  中学を卒業する前後には、友達の家に集まって飲み会をやっていた。  高校では、夏休みの夕方、部活の後、酒とマージャンだった。  この頃に飲むのはだいたいビールだった。部活で大汗をかいた後のビールだから結構な量を飲んでもあまり酔いつぶれたりはしなかった。フィズとかいう合成の果実酒のようなリキュールのようなものも飲んだことがあるが、こちらは何だか悪酔いしそうな、体に悪そうな感じがして、2度か3度飲んだだけだ。  ただし、酒については、高校3年生の夏前に、大学に通るまで酒は飲まないと一大決心をした。実際に、大学に通るまでは、「薬代わりの」梅酒を口にする以外には酒を飲まなかった。 ・焼酎の思い出  大学生に入ってからは、わりと飲みに行く機会も多く、いろいろ酒を飲んだ。特に好きだったのはウィスキーで、シングルモルトのウィスキーを片手に夜を本を読みながら何となくすごすのが好きだった。  そんな僕がはじめて飲んだ芋焼酎は、大学院のとき、友人の家でだった。  2次会の後、彼の家に二人で行き、彼が風呂屋に行ったので僕は留守番をした。その間に僕は彼がくれた一升瓶左手に持って床に座り、右手にグラスを持って生(ストレート)で独りで飲った。  そのときは、度数を見て、25度というのが目に入ったので、「日本酒よりもきついけど、割って飲むものではないんだろう」と思い、水やお湯で割ることなどまったく頭に無かった。  「芋の汁」という感じの味で、さつまいもの香りがすごく強いのが印象深い酒だった。僕は「芋焼酎ってうまいんやなあ」と少し感動し、ぐびぐび飲んでいたら、いつの間にかつぶれてしまった。彼が帰ってきた頃には半分眠っていて、「これうまいなー」とかなんとか言ったのは覚えているが、二人で語り明かすようなことはなかった。はじめての芋焼酎の経験を簡単に言うと、「友達の家に行って、独りで酒を飲み、寝た」ということだ。  なぜかあのときの焼酎には未だにめぐり合っていない。今でも彼とは友達なので聞けば良いのだろうが、なんとなく聞きそびれている。  とにかく、彼のところで飲んだ焼酎は僕にとって、芋焼酎を好きにさせてくれた大きなきっかけになった。  その後、大学院の先生と一緒に行っている飲み屋で出されている焼酎が芋焼酎であることを知ったが、ここでの飲み方は焼酎を5倍くらいにお湯で薄めて飲むという飲み方のせいもあり、ほとんど癖がなくない。こういうカジュアルな飲み方もあるということを知った。が、癖がない酒を飲むぐらいなら水かジュースを飲んだ方が良いのではないかという気もする。酒は味や癖があるからこそうまいし、飲む意味もある。 ・鹿児島で飲んだ焼酎  鹿児島で飲んだ焼酎で印象深いのは、鹿児島に引越しをする準備に来た日のことだ。  僕は一人で鹿児島に来て、翌日の荷物の搬入に備えていた。当然ながら部屋には電気すらないので、仕方なく天文館までバスで行き、電灯とつまみを買って家に帰った。  このときの家の向かいには酒屋があったので、焼酎はここで買うことにした。  しかし、考えてみると部屋にあるのは寝袋と電灯だけ。  つまみは手で食うとしても、酒をラッパ飲みするわけにもいかない。  「黒伊佐錦」一升を買って、酒屋のおばちゃんに事情を話すと、グラスをおまけしてくれたのに甘えて、ビールケースを貸してくれた。  ビールケースを裏返して、上にダンボールを載せると、ちょうどいい感じのちゃぶ台ができると思ったからだ。  6畳の板間にあぐらをかいて、即席ちゃぶ台で焼酎とつまみを食う。  この風景はなんとなく僕は新しい生活の出発にふさわしい気がしてとても気に入っている。  ちなみにつまみはさつま揚げと、地鶏の刺身だった。  3月なのに夜でも窓を閉めれば半そでで暮らせてしまうぐらいの暖かさの中で飲む焼酎は、「鹿児島はやっぱり芋焼酎やなー」と、しみじみと感じてしまう。 (こういう風に焼酎を飲みながら同僚とかと教育や研究について語ったり、学生といろんなことを語るっていうのはいいものかもしれないな)  そんなことを思いながら僕はつまみをつまみながら焼酎を飲んだ。  鹿児島で食べると、なんと言うことのないさつま揚げと焼酎の組み合わせが、その気候とあいまってこれ以上ない組み合わせに思えた。この感覚は今でも変わっていない。  やはり、鹿児島の酒と食べ物は鹿児島で食うからこそうまい。  他のところで鹿児島の酒と食べ物が気に入った人は、ぜひ鹿児島の気候でそれらを体験してみるべきだ。 ・焼酎蔵の話  焼酎蔵を見に行くのもとても楽しい。ただ、不思議なことにこれまで日本酒の蔵元には行ったことがない。日本酒だと、ものすごく気難しそうな職人さんが出てきて怒鳴られそうなイメージがある。焼酎の場合には、鹿児島の道をドライブしていると道端に「焼酎蔵、見学歓迎」というような標識がでていて、向こうの方から歓迎してくれる。  今までにいくつか焼酎蔵を見学したが、いずれもハイテク技術を用いて造る酒以外に、伝統的な技術で作る酒も造っていることが多い。ハイテクで造る酒造りと伝統技術による酒造りのどちらが面白いかは一概には言えないが、味はやはり伝統技術に勝るものはないと思う。その分、値段も高いのだが、1升1400円の酒が1800円になる程度で伝統技術の酒を入手することができる。このぐらいの差は、味の差を考えればむしろ安い。特にこれで伝統技術育成の「パトロン」になれていると思えば、気分も良くなるというものだ。  焼酎蔵は、鹿児島にはまだかなりの数があるらしく、味も様々である。  その中でも、丁寧に作っている蔵の酒が「たまたま」注目されてブームになる。  5年前だと、森伊蔵、伊佐美、魔王あたりが3羽ガラスだったのが、いつしか村尾とか佐藤が加わり、今は焼酎全体がかなりのブームになっている。  しかし、都会の人に好かれるのはすっきりした辛口の味わいであり、芳醇な芋のエキスそのもののようなものよりは、飲むと、「くぅーっ」とか言ってしまいそうな、スピリッツに近いもののようだ。僕はどちらかといえば、もう少し甘いというか、やさしい味のもののほうが好きだ。うわさではアルコールを添加して辛口感を出していた銘柄もあるそうで、有名になるのも良し悪しだ。  日本酒は、醸造用アルコールのせいですっかりだめになっていたのが、少し最近は復活の兆しも見えるが、今まで低い位置におかれていた芋焼酎にとっての正念場はこれからだろう。  何を作っても売れるからといって、本物ではないものを売ってしまえば、気づいたときにはもはや後戻りできなくなってしまう。売れなくても、きちんとしたものを作り続けてきた気持ちを忘れてしまえば、結局は長続きしない。焼酎産業を長続きさせるためには、結局は、焼酎文化を日本に根付かせるしかない。そのためには、技術革新も重要だが、新しい技術が製品の品質を下げてしまわないかどうかは十分に注意しなければいけない。 焼酎に関してはもっと書きたいことがたくさんあるけれども、この辺りで一回中断しておいて、「焼酎(1)」とし、「焼酎(2)」へとつなげることにしよう。

Nucleus:プラグインのインストール時の注意(NP_NewsFeedのインストール)

プラグインのインストールですが、めちゃくちゃはまりました。 原因は、プラグインの大文字小文字です。 プラグインの指定で、例えばNewsFeedの場合、 <%NewsFeed(RDFのURL)%> とするのですが、これが、 <%Newsfeed(RDFのURL)%> となっていると、 Warning: call_user_func_array() [function.call-user-func-array]: First argumented is expected to be a valid callback, ‘Array’ was given in /home/public_html/nucleus/libs/SKIN.php on line 929” というエラーが出て止まってしまいます。 どういう意味か良く分からなくてはまってしまいますが、要するには、「指定されたプラグインが見つかりません」と言うことのようです。 プラグインの中を見てみると、 class NP_Newsfeed extends NucleusPlugin { となっており、Newsfeedになっているので、プラグインの指定もこれでよさそうなものですが、プラグイン名はプラグインのファイル名で決まるので、NP_NewsFeed.phpのNP_と.phpを除いたものを指定しなければいけません。 これが、プラグインの名前を明らかに間違えて、NewsFeedとするところを、NewsFaadとかすると、 DISALLOWED (NewsFaad) と言うエラーが出て、「あ、間違えてる」って分かるんですが、これは仕様なんでしょうねえ。 とりあえず、FAQにでも投稿しておきましょうか。

ときどきCMS公開

ときどきエコはメインページなので、技術的な情報を書き込むことや、いろいろな実験やメモを公開しても誰にも分かってもらえ無いだろうと思います。 そこで、こういったコンテンツはこちらの「ときどきCMS」で公開することにします。 とりあえず、内容は、CMS一般、Nucleus、Geeklog、Mac、PDAに関する話を収録する予定です。