経済学者として、温暖化の科学的要因は、統計的に見るしか判断できないので、ちょっと歯がゆい思いをすることもあります。 そんな中で、その道の専門家がコンピュータモデルを使ってシミュレーションして、結果を発表してくれるのは、心強いです。 下記についても、近々、専門の論文をちゃんと見てみようとは思うのですが、とりあえずは、自分用のメモ代わりに、記録しておきます。 以下の記事は、太陽の活動の大小(宇宙線の量)と気象の関係を分析したものです。 太陽の黒点も宇宙線の量に影響を与えるはずなので、たぶん、太陽黒点説に対する反証になりそうです。 太陽活動の変化は地球の気象に影響を与えるのか? カーネギー大が検証 - Technobahn. ちなみに同サイトでは、地球科学の専門家に対するアンケート結果も紹介されています。 地球科学の専門の研究者の82%が、1800年代地球規模の気温上昇が続いていて、それは人間の活動が主な原因だということを認めているようです。 気象学者に否定的な見解が多いのが興味深いところですが、気象の専門家だけに慎重なのかも知れません。 それともう一つ、1800年代以降としたところが問題で、1700年代の後半は地球がかなり寒い時期なので、1800年代の前半辺りの気温上昇は自然現象の可能性があります。 その辺が、気象学者に否定的な見解が多い理由なのかなとも思えます。