熊本のTAO塾でのセミナーへの反応

少々ごぶさたしてしまいました。 ごぶさたの間に少しずつ秋の気配がやってきましたね。 うちの周りは夜になると秋の虫が鳴き始めています。 涼しいといえば、先週訪れた熊本の小国(黒川温泉の隣町。黒川温泉は南小国町にあります)は、阿蘇の高原だけあって涼しかった。 日差しは確かに夏の九州のものなのに、肌に触れる風の温度が明らかに違うんですね。 緑が多くて、町中なんだか緑の光に包まれているような感じもあるし、ほんとうにいるだけで元気になる町です。 今回は、この町でTAO塾という、いっぷう変わった塾をやっている友人の波多野さんのところにお邪魔しました。 メインの目的は現在やっている持続可能性の研究の調査です。 でもただ手ぶらでいくわけにもいかないし、どうせならということで、スローエコノミーのセミナーをやらせてもらってきました。 いい刺激になったみたいで、いろいろな感想をいただきました。 僕はこの話、都会では普通に受け入れられるけど、田舎でも通用しないと本物じゃないかなと思ってます。 都会の人はやっぱり忙しすぎる現代に不安を結構持ってると思うけど、田舎の人はそれなりに自分の時間を大事にできている人も多い。 でもやっぱり、いま生きることに必死なのには変わりない。 そこに、持続可能な暮らしを提案されると、ちょっと困る。 特に農業をベースとした暮らし(農的暮らし)なんていわれても、農業の大変さの方が先にイメージされる。 そんな人々に一番伝えたいのは、「ハレとケ」の区別です。 日常生活はケなのですが、僕はこれを大事にして暮らそうと話しています。 ケの日々はハレとハレの合間にある我慢の日々ではないのです。 確かに昔は年に数回のハレの日(祭りとか、結婚式とかかな)以外は、かなりつらい日々だったと思います。 でも、技術が進歩し、福祉が進んだいま、ケの日も充実させる事ができるはずです。 でもそれは、ハレのときのような心が浮き立つようなものではなく、じっくりと暮らす楽しさなのでしょう。 何となく僕は、LOHAS(ロハス)というのは、スローな暮らしをしている人のハレの日の過ごし方なのかなあという気もしています。 ・・・もう少し書きたい気がするけど、今日はここまでにしておきます。