地域活性化を実現するためのコツ

常々思っているけど、今よりも「良くなる」ってどういうことなのだろうか。 田舎でも商店街でも強迫観念のように「活性化」がキーワードになる。 でも、どうなれば「活性化した」と言えるのだろうか。 成功事例を見に行って「なんだ、この程度か」と思ったことないだろうか。 この点については、某所(ワールドワイドビジネスレビュー、坂田裕輔で検索したらPDFが読めます)で書いたので繰り返さないけど、とにかく、着地点を最初に決めておかないと、「もっと」「もっと」になってしまう。 最悪のケースは、「地域の活性化に成功した」けれども、活性化の恩恵にあずかるメンバーに、「俺が入ってない!」ってケースだろう。 先に「活性化ってなに?」という疑問に答えておかないとこういうことにもなりかねない。 もちろん、活性化の定義は地域によって異なる。 だから、先進事例を見に行っても「?」となることが多い。 相手が何を求めてこうなったのか、その点をきちんと見る目を養う必要がある。 活性化と言えば、昨日、帰りに何気なく買った本の一節。 「みんな、何が欲しいのかね」  ぽつんとマリアンさんが言う。 「え?」 「ワタシのママ、よく言ってたよ。裏の庭で見つからないものは、どこ行ったって見つからないってね。でもワタシ、日本に来てしまったけどな」 (萩原浩『オロロ畑でつかまえて』集英社文庫、2001年, p.92) ちなみにこの本、すごく面白いですよ。 追伸:中途半端な感じだったので、真ん中部分を加筆