生ごみ処理容器キエーロを使っています

生ごみが消える!という噂のキエーロを使い始めて2週間が経ちました。バクテリアも順調に繁殖してきたようで、生ごみをたくさん処理してくれています。 キエーロというのは、葉山の方が開発した生ごみ処理容器で、ベランダ用と庭用があります。うちは庭用を制作しました。 と、えらそうなことを言っていますが、ちょうど外構をやっていますので、その庭師の方が「へー、おもしろそう・・・」という感じでほとんどやってくださいました。 上にのせた半透明のものはプラダンというプラスチック製の段ボール。これをどうやって取り付けるか悩んでいたのですが、庭やさんの持っていたタッカーでばちんばちんとやってくれました。 で、使い方ですが、摂津市のサイトにマニュアルがあります。 少し穴を掘って、生ごみと水を入れて、土と混ぜたら上から土をかぶせます。 ごみを埋める場所をローテーションして、六ヶ所くらいで処理するようにすれば、一回りする頃には、ごみが消えています。 みかんの皮なんかも少し時間はかかるみたいですが、問題なく消えます。 地面においているので、土は地面の上にあります。 土は常に乾燥気味になっています。 生ごみ処理で失敗するケースで一番多いのは水が多すぎて腐敗したり虫(水アブ)が発生することです。 その点、キエーロは逆に乾燥気味で維持できるので、むしろ水分は意識的に供給してやる必要がありそうです。 水分が足りない部分は、分解が進まずに、野菜の切れ端が「活け」られたような状態で、土の中に保持されています。 季節のせいもあるとは思います。 虫の件ですが、土を覆っていない部分があると虫が発生するようです。 が、土をかぶせてやると、それ以上は発生しませんので、しばらくするとどこかに飛んでいってしまって、再度繁殖することはないようです。 ちなみに、生ごみが消えるなんて嘘くさい!と思う方もいるかもしれません。 生ごみは、99%が有機物と水分です。 キエーロによって、水分は蒸発し、有機物は二酸化炭素やアンモニアになって気化します。 残りの1%はカルシウムなどの無機物で土中に残ります。 なので、実際には1%は残るので、完全に消えるわけではありません。 ただ、最初にまぜた堆肥の成分も少しずつ分解していくので、土の量は実際にも増えないというわけです。 家庭菜園に使うなら、おそらく生ごみは堆肥化した方がよいと思うのですが、今回はキエーロってどのくらい使えるのかな?という実験も兼ねています。 そういう意味では、予想以上にすごいです。 お時間ある方は、庭バージョンでも、ベランダバージョンでも作ってみてはいかがでしょうか。 ごみ処理の風景はこんな感じ。 スコップで適当に混ぜます。 生ごみをためていた容器に水を入れて、混ぜます。(混ぜなくてもいいと思うけど、ついでに) で、土をかぶせます。 10日後に確認してみましたが、ほとんど、草の繊維くらいしか残っていません。 写真はほぼ2週間後です。 4−5日後に掘ってにおいを嗅いでみましたが、匂いはほとんどしません。