少しずつ福岡な人になってきた

4月1日より、近畿大学産業理工学部経営ビジネス学科に移籍いたしました。 産業理工学部は福岡県飯塚市にありますので、研究室も引越です。 これでついに関西との縁が切れてしまったなあという感慨があります。 といっても、相方について熊本に引越してから3年間は、社会活動にはほとんど参加できず、大学の方も最低限の業務をこなすことで精一杯でした。 この間、やりたいことは山ほどあるのに、動くに動けないという状況が続いてきましたが、新しい職場になり、自宅からもだいぶ近くなりました。 といっても週の半ばは、飯塚に泊まり、週末は家に帰るというあいかわらずの単身赴任生活です。 大阪との違いは、「帰る気になれば2時間ちょいで家に帰れる」ということです。 コストのことももちろんありますが、この時間的な違いは、精神的にかなり余裕があります。 以前は熊本で何かあっても、職場で夜の6時を少しすぎたら、もう新大阪の最終に間に合わないような状況でした。 福岡の場合は(お酒を飲んでない限りは)、何時でも、今から帰ろうと思ってから、二時間と少し後には家に帰られます。 これがいろんな意味で精神的な余裕につながっている気がします。 というわけで、今年は通勤が短くなって浮いた時間を、ソフトウェア開発に向けようと思います。 以前から開発を進めているCalderaNotes、新学期になっていよいよ自分の仕事のために活用する時間が増えてきました。 これを少しずつ改善していって、大学教員が手放せないツールに育てることができたらなあと思います。 環境問題とどう関係するの?と思う人もいるかも知れません。 僕の研究テーマは、環境問題(持続可能な社会づくり)ですが、その世界でコンピュータはやはり欠かせないものです。 じゃあ、どうコンピュータを使えばいいのか? 僕ならこう使う。 そういう提案をすることが、僕のソフトウェア開発の動機です。 CalderaNotesは、ワープロ、表計算、ブラウザ、メールに続く、個人のメモを蓄積することに特化したツールです。 こういうツールがあれば、コンピュータはもっともっと便利なものになる、コンピュータを道具として使える、そう考えています。