Androidタブレットを仕事で使う(PDFの利用)

近年、論文の大半がPDFで取得できるようになった。 必要な論文を毎回プリントアウトして持ち運んでいるうちに、気づいたらせっかくメモした論文がどこに行ったか分からないなんてこともなくなりつつある。 最近はできるだけ論文はPDFのまま読んで、ちょこちょことメモをするようにしている。 印刷するのは、よほど計算がめんどうなものや、きっちりと詳細まで読む必要なものだけだ。 特に便利なのは、学生の論文をPDF化して、移動中に読んでコメントを書く事だ。 学生の論文は書きかけのものを指導することになるので、いちいち出力すると紙がもったいないし、すぐに膨大な量になってしまう。 また、私大なのでゼミ生の数も多いから、ほんとうにけっこうな量になる。 12月頃には、一人10枚以上の書きかけの卒論を20人前後持ち歩くことになるので、それだけで200枚だ。(両面で100枚だけど。。。) というわけで、ノートパソコンやタブレットで作業をしたい!という野望が出てくるのは当然のことだろう。 ノートパソコンでもいいのだけれど、ノートパソコンは仕事をするためには微妙な仕様で、縦が狭い。 紙は通常縦長に使うのだから、ディスプレイも縦に長くあるべきだと思うのだが、それを分かってない人が多くて、画面上部にごてごてとメニューを配置してしまうソフトも多い。 タブレットのばあいは、縦置きに持てば、縦に長いのでその辺の問題がなくなる。 PDFを見るばあいには、この違いがかなり強く効いてきて、タブレットはPDFが見やすいなと感じる。 (特に、10インチ) じゃあ、タブレットでPDFを見れるとして、メモ等はどうすればいいのだろうか。 iPadやiPhoneはたぶん、Goodreaderあたりが便利そうなんだけど、Androidのばあいはどうなるんだろうか。 気になりながら、今まで放置してきたけれど、今日はちょっと時間があったので、試してみた。 実験の結果、ezPDF Readerという300円ぐらいのソフトとDropboxを組み合わせると、非常に快適なことが分かった。 Dropboxで、論文等を入れたフォルダを開き、読みたいファイルを選択する。 そして出てくる画面(PDFを開くツールを選択する画面)から、ezPDF Readerを選択してファイルを表示させる。 読む際には、適当に画面をダブルタップすると、二段組みのばあいには、一段ずつズームしてくれるし、次ページで次の段に移動もしてくれる。 注釈の方は、注釈メニューを選択すると、「注釈のためにコピーを作成しますか?」と聞かれる。 これは好みだけど、僕はそのファイルに注釈を入れたいのだから、これには「いいえ」と答えて、直接注釈を書き込む。 書き込むと、すぐにDropboxがその変更を検知して、クラウドに注釈の書き込まれたファイルがアップロードされるようだ。 タブレットで注釈を書き込みながら、PCというか、僕のMacbook airで、Dropboxの挙動を眺めていると、数十秒で、書き込まれた注釈がMacのDropboxフォルダにあるPDFに反映されている。 というわけで、なんとなくiPad欲しいなあとか思ってたのだけれど、当面はAndroidタブレットでいいかなという気がしてきた。 (Kindleも予想以上に、日本語の書籍が少ないので電子ペーパーの必要はないかなとちょっと思いはじめている。 むしろ、Kindleでは経済学とか技術系などの書籍も読むので大きめの端末(タブレット)が必要で、日本語は小説や新書がメインになりそうなので、こちらは、Sony Readerがいいかなという流れに傾きつつある。)