先日、新しいMacbookAirが出ましたが、ついその1ヶ月前に旧型を買ってしまいました。 ちょっと失敗かなあと思うけど、買ってしまったものはどうしようもないなあと諦めています。 昔から、コンピュータは買いたいときが買い時って言いますから、次を待てるときは待てばいいけど、待てないときは買うしかないんですよね。 さて、そのMacboocAirですが、環境を構築中です。 以下、備忘録を兼ねた詳しい説明です。
環境構築
まずはクラウド関係のインストールです。 僕の場合は、DropboxとEvernoteがあれば十分です。 次に作業環境の構築です。 まずは、下準備として開発環境をインストールして、Homebrewをインストールしました。 今回は、Macportsをやめにして、もうちょっとシステムを上手に活用してくれるツールを利用します。 次に、Homebrewを使って、Emacsをインストールした後で、小川版pTexをインストールします。 これで、前のマシンの設定ファイルをコピーして持ってくれば、とりあえず、文書作成環境は動きます。 次に統計パッケージのRを入れたり、ブラウザ(Firefox)を入れる必要がありますが、それはちょっとまた今度にします。 Officeは、Microsoft社のものと、Apple社のiWorkをいつもは入れているのですが、今回はちょっと様子見です。 というのも、iWrokはあんまり使わないなという気がしますし、Microsoft社の方は、そろそろ新バージョンが出る予定です。 旧バージョンを入れてしまうと、新バージョンを入れたときに、ごみがハードディスクに残りそうなので、ここはちょいとがまんして、新バージョンを待ちます。 (10月26日に発送されました) ま、実際、次に書く文書作成環境があれば、僕はOfficeってほとんどいらないんですよね。 せいぜい、文書で使う図を書くぐらいです。そのためには、Power Pointがすごく便利です。
文書作成環境について
僕は文書作成環境として、org-modeというものを使っています。 これは、すごく便利で、テキストファイルっぽい書式で文章を書いておいて、いざ他人に見せるときには、フォーマットを変換して出力します。(といっても設定さえしてあれば、ほぼ自動です) HTMLとか、テキストの場合は、設定すらいりません。 見出しを大見出し、中見出し、小見出しなどとして、適当に指定しておけば、連番も勝手にふってくれます。 そういえば、博士論文を書いているときに、この連番を自動でつけてくれる機能欲しさに、自分でソフトを作りました。 とはいえ、HTMLでは印刷するときに、なんだかレイアウトがきれいじゃなかったりしますので、僕はTeXで出力して、PDFに変換しています。こうすると、レジュメとしてもなかなかきれいなものができます。 このために、先ほどの小川版pTeXが必要でした。
* エコライフの経済学 ** わりばし、マイはし ** プラスチックの焼却 ** リサイクル考 ** エコライフと技術進歩
例えば、こんな文書を書いておいて、「変換」すると、1秒くらいで、右のようなPDFファイルができあがります。 こういうのは、きちんと使い方を勉強しておけば、後ですごく楽できるので、多少時間がかかっても、勉強に時間をかけるべきです。 僕は授業で使うレジュメもそうですが、論文も大半はこれで書いています。
設定メモ
org-modeに関しては、以前設定したものを持ってきただけですので、特に設定は不要でした。 ただ、pTeXの方は、パスを通したり、設定ファイルを置き換えたりする必要がありました。 パスの方は、exportするだけなので、省略。設定ファイルは、/usr/local/teTeX/share/texmf/web2c以下にtexmf.cnf-teTeXというファイルがあるので、これをtexmf.cnfと置き換えます。 作業といってもこれだけでした。 以上で、以前通りの文書作成環境が完成です。