近況:関西の拠点を処分

熊本に来て一月が過ぎ、まもなく、育児休暇も最初の一月が終わろうとしている。 思った以上に自分の時間はなくて、家事に追われる日々だ。 当初は、育休中にいろいろと勉強をしようと思って本をたくさん用意して熊本に来たのだが、一冊も(というか、一行も)読めていない。 ただ、こちらで生活を始めて、熊本がとても好きになった。鹿児島を離れるときにも「いつか必ず九州に戻る。そしてそのときは熊本がいい」って思っていたのだけれど、それが本当になったことに驚いている。 もちろん、仕事は今までどおり関西のままなのだけれど、相方とこどもが熊本にいる状態で、関西の家を維持するは少々つらいものがある。 なので関西にいて大学で仕事をしているときの住居は、あくまでも仮住まいということにしたいと思っていた。 おかげさまで、マンションは先日(23日)にぶじ売買契約が終わり、処分することができた。 売却価格については、まあ、市場価格を考えると、こんなものかな?とは思うが、6年間住んでいろいろ思い入れがある家という意味では、不満が残る。 でも、売り手にとっての思い入れは買い手にとっての重荷でしかなく、それを評価しろと思うこと自体、間違っているのだろう。 なので、実際のところ、この値段で買ってくださる方がいたことに、感謝している。 当初は、ちょっと悲しい気持ちで「買ってくくださるんやから感謝せなあかん」と自分に言い聞かせていたが、熊本で生活をはじめて見ると、急速に前の家への思い入れが小さくなっていって、素直に感謝できるようになってきた。 というわけで、関西には帰るべき場所がなくなった。 家がなくなると、関西での環境やスローな活動にも関わりにくくなる。 そして、熊本に自分の活動拠点を作りたいなと感じ始めている。 これから熊本でどんなことを展開していこうか、今から楽しみだ。