レポートの採点が終了しました

大学の講義、環境経済学のレポート採点が終了しました。 あとは、テストを実施して、その採点ですね。 さて、先日「出来の悪い人」をご紹介しましたが、今回は、学生がレポートに添えてくれたコメントを紹介しておきます。 1.教室が静かなのはいいが、うるさい人を黙らせる時間が無駄。無視して進めるべき。 なるほど。そういう考えもありなんですね。 たぶん、うるさい人を無視して授業進めると、今みたいな静けさは得られないと思うけどな。 2.授業のレベルが低すぎる。 これは耳が痛い批判。普段僕の耳に入るのは、「難しすぎる」という意見ばかりなので、こういうのはむしろうれしい。 わかりやすく、でもしっかり考えなければならない。 そんな授業を目指します。 3.黒板の文字が読めない たとえば、X1とかのときに、小さい1が読めないというコメントです。 このコメントをもらって、はたと気づいたのは、添え字を小さくしたいというのは、僕が読んだ本や論文は普通そうだからであって、別にそれ以上の理由はないんですね。 わかりやすくするために、これは改善します。 4.後でノートを読み返しても分からない 話すスピードが速いというのもあるのでしょうが、講義では、「板書だけ写しても絶対に分からない」と言っています。 ノートが分からないことの大半は学生の責任です。 何をメモしたら後で分かるのか、いっしょうけんめい考えてください。 講義が速すぎて追いつかなければ、その場か、後で質問してください。 5.大阪・関西の事例が欲しい これはもっともですね。 後期の講義からは参考にさせていただきます。 6.講義の後半が駆け足に見えるけど? 確かにそうかも知れません。 前半に大事なことを集中しているということもあるのですが、特に終わりの方は、知って欲しいことを羅列しがちですね。 理解できないだろうと思いながら話しても、僕のアリバイというか自己満足にしかなりません。 次回からは、時間配分と、話す量、気をつけます。 7.自分で考える時間がうれしい 講義中、供給関数のシフトや外部性の事例づくりなど、簡単な問題を出して、考えてもらうことがけっこうあります。 「さっさと答えをくれ」というコメントがあるかと思えば、意外と評判いいみたいです。 考えている間、教室を歩き回って質問受け付けてくれるといいなという要望もありました。 確かにその方が、親切ですよね。後期からは対応します。