アメリカで小規模農家が増加傾向

アメリカではここ6年間で50エーカー(約20万平米)未満の農家が4%増加したそうだ。なんでもアメリカでは、70%の食料が6%の農家によって栽培されているそうだ。ただし、1億円(100万ドル)以上の売り上げがある農家が生産量全体の59%を占めている。この数字は2002年には47%であった。 この3つの数字を見ると、結局、アメリカでは二極分化が進んでいるのかな?という感じもする。 そもそもあちらの国では大規模農家が環境を汚染することが指摘されているだけでなく、食の安全の観点からも不安が広がっているのだそうな。 ちょうど今日、マイファームという、農家の遊休地を借りて個人に管理付きで貸し出すという会社をシンポジウムで見たので、なんだかシンクロする。 農業生産性は大規模化するほど高いのか?というと、必ずしもそうでもないという指摘もあるようで、小規模農家の取り組みを助ける政策が今、望まれているようだ。 そもそも農業の生産性とは何か?と考えると、今までは土地辺りの生産量で測っていたのかも知れないが、土地余ってきた現代では、土地を指標に使う必要はない。 一人当たりの生産量という観点は使えるかも知れないが、土地が一定規模以上になると、専業化・機械化・肥料や農薬の多用などから収益性がおちるようだ。 つまりは、一人当たりの生産量もそれほど重要ではなく、むしろ一人当たりの付加価値を考える必要があるのではないだろうか。 今年はこの辺について少し考えてみたい。 Small Farms on the Rise in America | Use Celsias.com - reduce global °Celsius. USDA Census (Part II): Destroying the Land, Destroying the Planet | SolveClimate.com.