大学生の環境意識

昨日、今日とゼミ合宿でキャンプに行ってきました。学生と何かするっていうのはいつも楽しいです。 こういう機会がたくさんあるというのは、僕の仕事の特権でもあるでしょうね。 いつもどおり、準備については何にもいわずに眺めていたのですが、彼らの行動を見ていると、少し哀しくなりました。 食べ物は、近所の激安店だし、紙コップ、わりばしは何の問題意識も持たずに使う。 飲み物も、ペットボトルと缶入り。 僕がそういうものを極力使わないようにしているというのがなぜなのか、想像すらしていないようでした。 学生だから、そういうもの、買うことは別にかまわないと思うんですよね。 でも、自分たちの指導をしている教員がなぜそれらを使わないようにしているのか、考えないのでしょうか? 学生について、何より情けないのは、僕の行動を見て、 「環境に配慮しているからでしょ。」 と、ろくに考えもしないで自己完結的に結論を出してしまうこと。 どんな問い方でもいいんです。「あなただけがやって、どんな意味があるんですか?」とでも問えば話は変わってくるはずです。 今の学生は、そういう問いをすることができないのでしょうか。 自分で育てている学生なので、よけいかもしれないけど、本当に情けなくなりました。 疑問を持つことは重要ですが、それに安易に答えを出してしまうことは、人の成長を止めてしまいます。 逆に、自分がとりあえず出してみた答えに対してあまりにも自信を持たないのも成長を止めます。 「(今の知識は不十分かもしれないけど)自分はこう考えた。それであなたの行動をせつめいするとこうなります。どうでしょうか?」 ぐらいの問いをすることができればいいのにな、とおもいます。 正直、僕の行動に疑問を持たないまま、自分はペットボトルや割り箸を使い続けるというのは、あまりもものごとに疑問を持たない態度だと思います。 もう少しがんばってほしいですね。 そして、それ以上に、僕の影響力のなさをすごく反省する次第です。 若い人育てるって難しいです。 職場の若者でも同じような感じなのでしょうか?