スローな講演会やってきました

2月最後の日に、講演会を開催しました。私立高校の理科の先生を対象にしたもので、「持続可能な生活」ということについて経済学的な観点から話してほしいということでした。 このテーマは、今やっている連続勉強会「スローライフとエコノミー」でもやっているところなのでちょうど良かったです。 ただ、高校の先生対象ということでびびりながら会場に行ったのですが、ふたを開けてみれば参加者は10人もいませんでした。 (高校の先生でびびるというのも情けないですね。いつまで自分が高校生だった頃のことを覚えているのか・・・まあ、捕まったこともないくせになぜか警察の方を見ると身がすくんでしまうので、根本的にびびりなのかも) さすがに先生だけあって、話しの途中に結構ツッコミが入って何だか楽しかったです。 また呼んでもらえれば行きたいですね。 こういうテーマで話しをするときに僕が一番伝えたいなって思うことは、 「未来に夢を持つ」 ってことです。 今の僕たちって、先行き不安な世の中にいてすぐに「それは無理」とか言ってしまいがちですが、一番無理な考えが実は、「今のまま成長を続けること」なんだと僕は思っています。 仮にそれが可能なのだとすれば、スローな経済を作ることや、個人の生き方、自由を尊重する社会を実現することなんて簡単なことだと思います。 そうそう、もう一つ伝えたいことは、「今すぐ何も努力せずにできること」もいいけど、「少しでもいいから練習したら上達するようなこと」に取り組むことってすごく大切だと言うことです。 最初は下手でもとろくてもいいけど、練習したらすごく上手にできるようになることってあります。 例えば、「おいしいお味噌汁をつくること」とかでもかまいません。 10分ぐらいあればちゃんとだしをとって、具が2〜3種類入ってて、おいしいお味噌汁を作ることができます。 でも、初心者だとインスタントみそ汁とか、だしのもとを使った方がおいしいお味噌汁になるでしょう。 時間もかかるはずです。 こういうのって、練習次第でいくらでも効率的にもなり、手早くおいしいものが作れるようになります。 しかもこの段階に来ると、お味噌汁を作っている間に他のものをちょちょっと作れたりもします。 勉強、努力、練習、こういうもので壁を乗り越えることで今までは無理だと思っていたことがいくらでもできるようになる。 そんなメッセージも伝えたいですね。 こういう僕でよければ、時間さえあればどこでも勉強会しにいきますので、ぜひ呼んでくださいね。 謝礼も応相談です。