温暖化会合が終了。NGOの参加は?

モントリオールでの会議は、2013年以降の計画を話し合う対話の場を来年以降設けて続けることなどを内容とする「モントリオール行動計画」を採択して終了した。 今回の会議は決裂しなかっただけでも良かったという見方も出来るが、全体としては事前に予測していた範囲の結果なのかなと思う。 今後注意していいかなければならないのは、条約交渉の表舞台が、年に1回開かれる締約国会議(COP/MOP)と2回開かれる補助機関会合(うち1回はCOPと同時期に開催)だけではなく、「対話の場」も加わるということだ。 このいい点はもちろん議論の進み具合が早くなり、年に2回ではとうてい間に合いそうにない第2約束期間の議論を効率的に進めることが出来る点だ。 問題は、この会議にNGOの参加がどれだけ認められるかだ。そして、仮に認められたとしても、各NGOがそこに代表を送り込めるだけの財力があるのかという問題もある。 多分日本のNGOもぎりぎりの予算しかない。 だけど、NGOの代表が参加しなければNGOの立場は反映されないし、場合によっては、非常に偏った報道がなされる可能性もある。 現に、条約交渉の場ではNGOの情報が政府の情報とともに各社の記者にとって非常に重要な情報源になっている。 あまり楽観できない状況なのだが、とりあえず今出来ることを進めていくしかなさそうだ。 何かやりたいという方、ぜひ「気候ネットワーク」に寄付してください。