ええかげんなことば

スローなライフスタイルを目指していると、どこか「ええかげん」な部分がほしいなと思う。 ええかげんというのは、「良い加減」のことだ。やりすぎないところと、ぜんぜんやらないの間、ちょうどいい部分を指す。 なんか、徹底したエコロジストとか、攻撃的過ぎる人とか、「自分にできる範囲で無理をせずに」(といいながら実際なんにもやってない)とか、そんなのが多すぎる。 ええかげんさの心地よさとか、大切さがもっと広がればいい。 それはさておいて、本題の「ええかげん」という言葉、悪くすると、「いい加減」と考えられて、「テキトー」とか、「おざなり」とかいう言葉と思われてしまうので、使い方には注意が必要だ。 実は、今日はここで出てきた、「おざなり」という言葉がとても気になって、この項を書いた。「なおざり」とちゃうん?とか思わへん? 僕は、「なおざり?おざなり?どっちかいなあ」と悩んだ末、調べてみた。 以下が、その結果。 おざなり(御座なり):当座をつくろうこと。その場逃れにいい加減に物事をするさま。 なおざり(等閑):あまり注意を払わないさま。いい加減にするさま。かりそめ。おろそか。ゆるがせ。  あっさりしていること。 (広辞苑第5版) おざなりは、ごまかすって感じで、なおざりは「心ここにあらず」という感じか。ちなみに、なおざりの二つ目の意味は好意的な意味に使う。 びっくりしたのが、御座なりも等閑もちゃんと変換できること。最近はパソコンのほうが、僕より賢いなあ。