POP、IMAPからGmailへ

普段家にいない人や、出先がいつも決まっているわけではない人にとって、インターネットメールの便利さは何物にも変えがたい。 ただ、メールに依存すればするほど、メールの不便さもまた感じていたのだが、Googleの提供するGmail(gmail.com)が問題を劇的に改善してくれた。 (後は、新着メールだけでも携帯から読めるようにしてくれればほとんどストレスがなくなる) 僕がメールを使い始めて12~3年ぐらいになるが、もはやメールのない生活は考えられない。 大事な連絡を手紙でくれる人の神経を疑ってしまうぐらい依存している。 重要で緊急ならメールでしょ?といいたくなる。 なぜ出張中ってわかってるのに、自宅に速達?と思う。 ただ、今までのメールというのは若干不便なこともあって、出先でも今まで来たメールを読むためには、自分のマシンと通信手段を持ち歩かなければならなかった。 これは従来の手紙のことを考えれば、出先に郵便箱を引きずって持っていくようなものだから、かなり気軽に持ち歩けるようになったことは事実だ。でも、パソコンを持ち歩くと最低でも1キロ前後の重量はあるし、電源の心配もある。 あるいは、Webメールというツールを利用してインターネットカフェなどから自分のメールを閲覧することもできる。 いずれもそれなりのデメリットがある。 特にマシンを持ち歩く場合には、いざというときに電源が切れていたり、「今欲しい!」というときには、家においてきていたりする。 インターネットメールを管理する方法にはいくつかの方法があるのだが、多くの人が使っているのはPOPと呼ばれるもので、現実の郵便箱に最も近い。 新しく来たメールを入れておく場所があって、メーラーがそれを自分のマシンに持ってくるという方法だ。通常は、メールを盛ってきたら、元の郵便箱にあったメールは一定期間経過後に消す。 実はこれが諸悪の根源だ。 すでにサーバーからは消してしまっているから、出先でちょっと前のメールを見ようとしてももう消えてしまって見れない。 そこで考えられたのが、IMAPと呼ばれるプロトコルで、これは基本的には、サーバーにメールを全部置いておいて、必要になったらその都度サーバーにとりに行くという方法。 こちらはどのマシンを使ってアクセスしても、いつでも必要なメールを見ることができるので、自分用のお気に入りのメーラーを使っている限りは、それなりに便利だ。 問題は、出先でWebメールを使う場合に現れる。 Webメールはどうしても使いにくい。 いちおういろんな機能はついているし、メールの読み書きには問題はない。 でも、なにか使いにくい。 結局、極力マシンを持ち歩くことになってしまう。 それに対してGmailはIMAPではないのだが、基本的に来たメールを全部同じ場所にどんどん溜め込むという方式だ。 そのサイズは2Gもあるから、普通の人なら1年どころか4年ぐらいは持つのではないだろうか。 これだけのメールをどうやって取り扱うかというと、Googleお得意の「検索」というアプローチだ。 数千通あるメールから、数秒で指定した条件のメールを抽出してくれる。 また一連のつながったメールは「Conversation:話題」というものでまとめてくれる。 こうなってくると、日常のメーラーとして十分実用的だ。 フォルダへの振り分けなんて不要だ。 必要になったら「キーワードを入れて検索」でいい。 このツールのおかげで、マシンを持って出張する必要性がますます薄れてきた。