76650

人生75年ー。 その中で僕が最も重要だと思っているものを数えると、冒頭の76650という数字になる。 これは食事の回数だ。だいたい6才ぐらいからはちゃんと味覚が育っているだろうから、食事をちゃんと味わえる期間を70年として、それに一日3食をかけてみた。 食事をするのは毎日のことだから、日々を過ごしている中では一食一食はたいしたものではないような気もする。Ramen Bankに収録されている全国のラーメン店の情報(2002年とちょっと古いが)が13457軒なので、週に1回ラーメンを食べに行かないと追いつかない計算になる。 もちろん、これ以外にパスタも食べなければ行けないし、うどんもそばも食べなければいけない。さらにまいにち麺類だけではだめだ。中華料理もフランス料理も、和食も、もっと庶民的なところでどんぶりものも食べたい。 (ついでに、愛妻弁当とか、おふくろの味とか、自作の料理とかも) 健康のために朝食を抜くことも、「食べずに我慢する」という意味で、やはり食事というか、記憶として重要だ。 なんでこんな話をするか。 今日の夜、仕事帰りに最寄り駅の宝塚ソリオで食べたとんかつがまずかったから。 ソリオの中のトンカツ専門店。 むかつくぐらいにまずい。 おまけにロースカツ(店で一番安い)が1100円もする。 1100円という値段で期待して注文したトンカツ定食が200円ぐらいの味だった場合、お金を返してもらえるように請求できるのかな?>法科大学院に通っているO君 それに比べて今日の夜家に帰って食べた「らでぃっしゅぼーや」から宅配されたいちごのおいしかったこと。 いつも相方の実家で畑で直接採って食べてるから、「ああ、いちごね。おいしいよなー」とかいいながら食べた。 「なにこれ?」 相方と二人で思わず顔を見合わせてしまった。 しゃきしゃきの果肉で、ちょっとミルクっぽい香りとコク。 こういういちごは初めて食べたかも知れない。 おいしいものを食べると、「どこで、どんな人が作ってるんだろう、どうやって作ってるんだろう」とかすごく興味がわく。 ちなみにこれ、減農薬だけど無農薬ではないらしい。 茨城県産だから露地栽培でもなく、たぶんビニールハウス。 ほんとに、いったい何が違うんだろう。。。 僕は数少ない食事の時間、できるだけいい思いをしたいと思うし、死ぬときに 「あれが食べたかった。。。」 といって死ぬのはちょっぴり嫌だ。 だから、食事はできるだけ厳選したいのだが、おいしいものに出会うためには冒険しなければならないのも事実。 まだまだこれからもまずい店にも出会わなければ行けないだろうと思うけど、挑戦するのもやめられないのが食いしん坊の悲しいところだ。 (もっと悲しいのが、まずい飯に出会ってももったいなくて残せないこと。その後にどうしても悔しくてもう一食食ってしまいがちなことだ。)