もはや10日前の情報ですが、Linux magazineが来月号で休刊だそうです。 1999年から3年ほど買ってたかなあ。。。 なんとなく、当然といえば当然の成り行きかな。 この雑誌はLinuxというOSの活用方法を紹介した内容のものでどちらかといえば初心者を対象としたものでした。 ただ、Linuxの世界にこのぐらいの初心者ってほんとにいるのか?とちょっと疑問を持ちたくなるようなレベルの記事が結構ありました。 Linuxの初心者というのは、Windowsなんかの経験はかなりある人でそれよりも「より高度な何か」を求める人だと思います。こういう人とパソコンの初心者とを混同してしまっているような感じ。 さらに言ってしまえば、記事の内容も深みにまったく欠けて誰でも書けそうなものが多いから、最初の1年分を買ったら2年目からはもういらないかなと多くの人が思ってしまう。ただし、コラムや一部の最新技術の特集記事は面白かった。このあたりの解説の高度さも対象者が明確ではないという印象を受けました。 で、読者がどんどんLinux magazineを卒業する一方で、市場にLinuxの初心者が最近ではそんなに参入してこないからみんな卒業してしまって、買う人もいなくなってしまった、というところで今回の休刊となったわけなのでしょう。 ツールとかソフトとかの活用記事はだいたい次のようなスタイルが多かったです。 1.概要と歴史 2.ダウンロードの方法 3.インストール(アーカイブの解凍と./configure, makeよくてパッチの当て方とか) 4.設定 5.ちょっと使ってみた印象 だいたい10ページぐらいのきじでも、1-4でほとんどのページを使ってしまっていました。こんなのWebサイトとか付属ドキュメントで得られる情報ですよね。 「今はこれが熱い!」って書いて、Webページ載せれば半ページで終わる記事に10ページ使うから面白くないのも当たり前かもしれません。 そろそろLinuxとか*BSD、UNIX関係の記事、「1-4はドキュメント読め!わかりにくいのはここだからここだけ解説するぞ」っていうスタイルに変わったほうがよいと思います。 じゃないと、どんどん廃刊が進むのではないでしょうか。