10月第4週の環境ニュース

先週は、あちこちの環境ニュースの批判になってしまいましたが、今週はそんなことはなさそうです。 ただ、いろんなニュースにいちいち反応するのはなんだか条件反射みたいで深みがないですね。 出来るだけ、ニュースの裏が読めるような記事にしていきたいなと思います。 まだまだ精進が足りませんね。 さて、今週ですが、やはり最大のニュースはロシアの上院が地球温暖化防止のための具体的な削減方法について定めた京都議定書を批准したということでしょう。後は大統領が承認して条約事務局が受理すれば90日後には無事発効します。 エネルギー関連では、浜岡第4原発に続いて、福島第1原発でも使用しているコンクリートのデータが偽造されていたことが分かりました。またもやエネルギー関連で、人為的な原因による問題が発覚したことになります。何度も書いていますが、原子力政策でもっとも大事なのは「信頼」です。 電力会社や政府がこの件について信頼できなければ、不安のない生活はおくれません。 経済産業省は、想定している基礎データがそもそも間違っている、あるいは嘘であるという場合に災害が発生した際のマニュアルはあるのだろうか。 今週で温暖化以外の大きなニュースといえば、今週はごみ関係の話題が豊富でした。まずは企業活動から出るごみのうち、一般廃棄物に含まれないごみである産業廃棄物の最終処分について、課税する手法であるいわゆる産廃税が九州5県分について総務省が申請を許可する方針である。 これは、逼迫が深刻化している産業廃棄物の最終処分場の延命を測るための措置であるとともに、県外から流入し続ける産業廃棄物を抑制するためである。 効果が出ることを期待したい。