京都議定書発効、ほぼ確定のニュース

ニュースによれば、ロシア政府が京都議定書の批准案を承認した。今後は、下院へと送付されるが、こちらは与党派が過半数を占めるので賛成は確実と言うことだ。 議定書は、国として批准し、批准書を条約事務局が受理することで、発行要件が満たされる。実際の発効は、その日から90日後なので、今年中の発効は無理で今年度中かどうかは微妙な情勢だ。 というのも、下院では、与党が過半数を占めるとは言っても、そのまましゃんしゃんで通すかというとそうでもないような情勢だからだ。 これからいろいろと議論をしたうえで、年内に採決を目指すということである。 採決をした後、批准書が直ちに送られるかどうかも実はよく分からない。 それにしても、ニュースの大半が、ロシアの内情とか、京都議定書とはという話ではなく、日本もこれからきちんと減らしていかなければならないとか、削減のための論議が活発になるとかいうニュースが多かった。 この動きには、今はロシアの話に集中すれば?との感想を持った。 というのも、日本の削減の話についてはあまりにも真剣味に乏しい記事が多いからだ。 「産業界、家庭での削減が必要だ。避けるべきではない」 と、価値判断に踏み込んでいる新聞もあるが、じゃあ、あんたはどうなんや?という部分、きちんと表明している会社はないと思う。 新聞だって、毎日膨大な紙資源(二酸化炭素のストック)を使い、配達のために化石燃料を使う、オフィスは24時間稼働中なので、エアコンも付けっぱなしだ。 新聞社としては何をしているのだろう? そのあたり、会社としての行動計画を1ページ使って広告しても良いのではないかと思う。 新聞だって、「産業界」なのだから。 ああ、ちなみに僕の行動を列挙しておくと、次のようなものになる。 1. エネルギー消費のことも考えて自前のサーバーを持つのをやめて共用サーバーに移行した 2. 9月から車通勤をやめた 3. デスクトップは使わず、ノートパソコンだけで90%の作業を行う (最後の10%は、ビデオ編集とか、録画とか、職場の予算書の作成とかです) あんま大したことないな。 むしろ、こんなことは前からちゃんとやっておきなさいと言われそうな感じですね。 まあ、何はともあれ、京都議定書、良かった。 正直、うれしいです。