台風

今年は台風の当たり年みたいですね。 僕自身も当たりみたいで、まず7月初頭に石垣に行ったときに季節はずれのやつに当たりました。 今回のはゼミ合宿の予定がキャンセルになりました。 (去年は、屋久島で2回当たってるし、そもそも僕は台風によく当たるみたいです) テレビで見る鹿児島は屋根が飛ぶ方がいたり、水に浸かっていたり、バス停の電光掲示板型の大きな標識が倒れていたりすごいことになっていますね。 去年まではこの中にいたんだなあと思っても、外の平穏さを見るとなんだか実感がわきませんでした。 それでも、鹿児島を離れると、台風と言うのものが怖いという感じがありません。 今回のも西宮北部は大したことはなく、夜中にようやく雨脚が強まってきたかな、と言う程度でした。 それでも、雨は上流で結構降っているようで、窓の外を流れる武庫川はかなり増水していて、あと50センチほどでコンクリートの護岸を越える(それでもまだ堤防の上までは1.5メートルほどあります)かな?というぐらいまで来ていました。 朝起きてみると、いつものさらさらと流れる清流って感じが、どうどうと流れる河になっていました。 さて、台風がたくさん来るか来ないか、大きさはどの程度かなどというものは毎年の気候条件によって変わると言います。 たぶん、これは微妙な条件が影響しそうですから、予測が出来たりするものではなくて、その年になってみないと分からないものなのでしょう。 毎年毎年の気候条件のぶれだと思っていた変化が、知らない間に本物の気候変動へと変わってはいないかと心配しています。 でも、どちらかを判断するのは数十年先に過去を振り返って初めて出来ることです。 今はそのときに備えてデータを蓄積することが重要です。 気象庁、将来の利用を想定してデータをとっているでしょうか? 僕自身、調査の際に後日利用することを想定せずに調査をして、必要なデータが足りなくなったり、聞き漏らしたりすることがよくあります。 この辺りは、データを収集するに当たって、どういう活用方法を想定しているのかを良く吟味して計画を立てる必要があります。 なんとなく、ただ漠然と、では得られる成果は小さくなってしまいます。 できれば、データを利用して作成するペーパーのひな形を用意してみて、後はデータをはめ込めば完成という状態にしてからデータを収集し始めると良いのだと思いますが、なかなかそうも行きませんよね。 せめて、データの活用方法について周りの人に説明してみて、簡単でいいから議論してみると良いと思います。 台風の話から変な方向に行きましたが、それもこれも、気象庁が気候に関して、後でみんなが利用できるデータを蓄積してくれているかどうかちょっと不安になったためです。 先方の都合で、単位を変えられても(ミリバールからヘクトパスカル)ちゃんと分かるようにしておいてくれなければ困りますし、出来たら古いものでも変換しておいて欲しいです。それから、例えば台風の定義が変わっても困りますよね。 年間の台風の平均サイズと発生数、上陸数を算出することすら困難になってしまいます。 こういうデータがしっかりとしていれば、数十年先に、どの辺りで気候が変わってしまったのか分析することが出来そうな気がします。 やってみたいです。温暖化の兆候が最初に現れた年を見つけたりする仕事。