昨日はインドネシアからの学生向けに英語で半日セミナーを終えた後、大急ぎでこのイベント(飯塚市で開催されたカフェからはじまるまちづくり)へ。
「まちづくり」とひとくくりでいうと、すべての人向けに考えてしまいがちだけど、まちが好きな人が楽しいな、幸せだなと感じられることが大切だなあとしみじみ感じた夜でした。
飯塚市役所2階にできたカフェでのイベントで、お世話になっている菅太助さんのイベントなので。。。ということもあり、参加してきました。
どんなことをするのかと思えば、カフェでまちづくりについて話し合うということでした。
初回の今回は、1時間半の間、まちづくりとはなにかについて、グループに分かれて自由に話しました。
1時間半、あっという間でした。
同時に、1時間半あればこれだけのことができるんだなあということも感じます。
1時間半といえば講義1コマですからね、すごく短い時間です。
きていた方々、みんなこの街が好きなかたばかり。
「この街をよくしたい」という思いが強い。
とはいえ、話を聞いていると、意外とみんな現在の暮らしを楽しんでいるようです。
「よくしたい」と思えるのは、今の街が居心地が良いからなのかもなあって。
学生は「飯塚はなんにもない」「飯塚の街は全然おもしろくない」ってよく言います。
今回のイベントでふと思った気は、「なんにもない」「おもしろくない」って感じるのは、「遊んでくれる場所」がないってことなのかもなあということ。
能動的に街とかかわらない人は、あくまでお客さん目線でものごとを考える。
だから、街が用意してくれるものを見て、「ある」「ない」という判断をしてしまう。
逆に自分からかかわれる人は、なければ作ればいいので、どんな場所でもポジティブに観ることができる。
僕たちは、ポジティブな人を集めることなのか、ポジティブな人を育てるのか、受け身の人に発信するのか、受け身の人が楽しめる仕掛けを創りだすのか。
どれなんだろう。
僕はポジティブな人を集めることが一番だと思う。
各コミュニティが孤立しやすい現代で、同じ土地で似たような感性を持っている人たちはたくさんいる。
それが孤立するままにしておくと、中心的な人はだんだん疲れて行ってしまう。
ばらばらにして、各個撃破する的な現象がまちと人のかかわりにも起こっている。
だから、緩いつながりのなかで、サポートしあえる状態はとても大切で、それは自然にはできないことだと思う。
今回、話し合いにワールドカフェを取り入れたのは、とても良かった。