電子書籍に移行中

先日、Sony Tablet Sを購入して、10インチのタブレット上で文章を読むようにしようかなと挑戦している。 昨日の卒業論文発表会では、卒論ファイルを全部タブレットに入れて、それを見ながら発表を聞いた。 おどろいたことに、とても読みやすい。 いくつか英文ジャーナルをコピーして読んでみても、なかなか快適だ。 特に、2段組のものは、それぞれの段ごとに表示することもできるので、文字が小さくて頭に入らないということもない。 そして、先日来取り組んでいる書籍の(自炊)PDF化だが、こちらもなかなか快適だ。 PDFにした本を読むメリットの一つは、本の一部を教材に使うときだ。 学生に本をコピーして渡そうと思っても、僕が書き込んだり線を引いたものをコピーしてしまえば、大事そうなところが分かってしまって、自分で大事なところを見つける訓練にならない。 おまけに、「先生、こんな簡単な言葉、分からなくてメモしてるの?」なんて思われたら恥ずかしいから、ちょっと線を引く場所を選んでしまったりするときもある。 なので、学生に読ませたいかもしれないと思う本は、大胆に線が引けなかったりする。 PDFだと、書き込みを出力しなくていいので、気分が楽だ。 スマホでもそこそこ文書は読めると思うのだけれど、やはり10インチは快適だ。 ほんとうは、7-10インチ程度の電子書籍端末が出てくれれば一番いいのかなあと思うのだが、それはもうちょっと未来の話のようだ。 (といっても、今年半ばにはありえるのかもしれない) で、こうなってくると、できるだけたくさんの資料がクラウド上にあるといいなと思いはじめて、ついに、Dropboxを50GBにアップグレードしてしまった。 20-30GBぐらいが一番いいと思うのだけれど、無料の2GBの上が50GBなので、ためらっていたけれど、これはまあしょうがないかもしれない。 本棚代だと思えば、そんなに高くもない。 というわけで、今の電子書籍管理・閲覧環境は、こんな感じ。

  1. Sony Tablet S
  2. ezPDF Reader(有料、android用のPDF閲覧アプリ)
  3. DocumentsToGo(無料、android用のオフィスファイルの閲覧)
  4. Dropbox(50GB)
  5. Mendeley(論文管理ツール)

ほんとうは、Mendeleyのandroid版クライアントがあれば一番いいのだけれど、残念ながらまだリリースされていないので、ここだけがちょっと悩み中。 いくつかクライアントがあるので、少し時間を作って試してみるつもり。 それにしても、Sony Tablet、なんだか使いにくい。 Sensationにはある「通知を一括消去」メニューがないのが一番嫌だ。僕は電子ツールは自分が何かをしたくて使うのだから、向こうから自動的に通知される必要は全くないと思っているので、こういう機能はオフにできるものは基本的にオフにしている。 それがだめなら、ある程度通知をためておいて、読まずに一気に消す。 なのに、このタブレットは、通知をいっこずつクリックして消さなければならない。 僕はツールのしもべじゃなくて主人なのだから、こういう作業はまったくむだだ。 ついでに、充電も独自アダプターだ。 出張の多い身にとって、充電用のアダプターはUSBに統一してくれるととても楽だ。 パソコンのACアダプターを持ち、後はパソコンから充電できるようにしておけば、重いACアダプターは荷物に一つでよくなる。 電源容量からいって仕方がないのかもしれないけれど、もう少し使い勝手を考えて欲しいな。 USBは容量が小さいといっても、一晩あれば充電できるだろうと思う。 急速充電はACからで、出張中は一晩かけてUSBからという使い分けでもよいように思う。 少し話が脱線した。 話を戻すと、10インチタブレットでの電子書籍環境、実用的だ。 かなりおすすめ。