ずっと音楽がなり続ける環境

実体験を持たない人々が増えているという。キャンプに行きたいというので連れて行ってみたら、虫の多さに苦情たらたらで、「まさか虫がいるとは思わなかった」とかいうのは序の口だ。 まだ僕は会ったことがないが、魚は切り身の状態で泳いでいると思っている子供もいるという。 (想像したら、切り身が泳いでいるってめちゃくちゃ不気味やね) さて、今日は相方と今夏唯一の休みという感じで、京都にライブを見に行ってきました。 ライブハウスRAGが主催しているLive In Kyoto リターンズです。円山公園の野外音楽堂でした。 午後2時からスタートしたライブ、夕方頃に疲れてかえってしまいましたが、今年1年で一番紫外線浴びて、一番汗かいた日だったかも。 大阪に来て2年半、よく歩き回るようになったせいか、多少あつくても、汗かいても体が平気になりました。 さて、ライブですが、ミュージシャンも暑そうでしたね。 1時間強のステージを3組やるのですが、大変ですよね、やっぱり。 一曲終わるごとに汗ふいて・・・って感じ。 それでふと思ったんですが、僕らは普段、CDやラジオから流れる音楽を聴いていますが、それは一日中絶え間なく流れてくるのが普通に思えています。 でも、ミュージシャンにとっては、(たとえ暑くなくても)一曲一曲演奏するのにそれなりに体力がいるわけです。 生演奏で絶え間なく演奏ってことになれば、複数のグループを用意して、次々に交代させていく必要があります。 しかも、ミュージシャンによって使う楽器が違うので、セッティングの時間も必要ですよ。 今日はセッティングに30分ぐらいかけていました。 そうなると、インターバルを少なくするためには、二つ以上のステージを用意して、ステージを交代で使う必要があります。 もちろん今は録音した音源だからそんな必要はありませんが、僕らが何気なく音楽を聞き流せるというのはそれだけすごいことを技術の力で実現しているんだなあと実感した次第です。 まあ、僕が楽器を弾いているわけではないので、音楽を奏でる大変さを直接体験したわけでは確かにないのだけれども、こういう実体験を一つずつ体験していくことが、社会を実感を持ってとらえることになるのかなあと思っています。 くれぐれも実体験なしに世の中や経済を語りたくはないなあ。