デンマーク(2)さんぽ

僕の観光は散歩が基本。 あっちがよさそうかなあと、足が向くのにまかせてぶらぶらと歩きます。 有名なチボリ公園の横も通りましたが、ここはテーマパークでしたので、入場しませんでした。チボリ公園ってもっとオープンな街中の公園だと思っていましたが、イメージと全然違っていました。 公園かな?と思って入った緑にあふれたスペースはお墓で、アンデルセンやキルケゴールのお墓がありました。 デンマーク初日の今日は、両親や相方の意見も聞きながら、コペンハーゲン市内観光をしました。 人口170万ぐらいの街にしては、緑が多く、子供もとても多い街です。 自転車も多くて、前にドラム缶の下3分の1ぐらいのような形の子供用キャリアを使っている人もいます。実際には3輪車で、ドラム缶を両脇のタイヤで挟み込むような形です。ここに子供が2人ぐらい入って運ばれているのはなんだか微笑ましい光景です。えさを待ってくちばしを伸ばすひな鳥という感じ。 (来るときの飛行機で「皇帝ペンギン」見たからそれが頭に焼き付いてるだけ?) 街は下を見るとごみだらけ。 何でもかんでもぽいぽい地面に捨てるようです。今日は日曜なので、明日以降、道路掃除の人がどれだけ出てくるのか楽しみです。 街角のごみ箱も分別の気配すらなくて、すべて一緒くたです。 一方の町並みはすごくきれい。 特に、高さが制限されて、5階ぐらいできっちりそろっています。デザインも統一した基準があるようです。 日本は、高さもデザインもバラバラですが、このぐらいのことは自分たちの住む町をきれいにするために受け入れるべきことだと思います。 「俺の家は絶対に緑に塗りたいんや!」とか、「みんながタイル張りやから、うちはガラス張りにしたいんです」とか、こどものわがままと一緒です。 好きなことやりたい人からは、「景観破壊税」をちゃんととって、みんなに迷惑をかけているということを認識してもらえば良いのでしょうか。 (もちろん、景観破壊の影響は深刻なので、普通の人に払える額では到底ないはずです) ヨーロッパに来るたびにいつも思うことです。 なお、ヨーローッパを手放しで礼賛する人がいますが、実際に来てみるとそんなに何でもすばらしいわけではないことも分かります。何が良くてなにがいけないのかというのではなくて、ヨーロッパの魅力は「何を大事にして、何を大事にしないか」という価値判断を「国や地域全体で」やっているということなんだと思っています。 あとたったの3日ですが、あくまでも視察ではなくて遊びなので楽しんでこようと思います。 *火曜日には少し離れた街に行きました。 たまたま、駅前公園で移動遊園地の設営をしている場面に出会いました。 移動遊園地には、ヨーロッパに行くたびに出会う気がします。常時どこかでやっているのかも知れません。 そうそう、帰りにまた公園を通ると、外から見えにくい木陰でマリファナパーティー中でした。ヨーロッパはマリファナとタバコに寛容な部分は好きになれません。