スローな世界

2つほど前の日記に「スローな世界の探求(?)」って書きました。スローな世界の探求ってどういう意味?って思った人も多いと思うのでちょっと説明しておきますね。 僕がスローな世界っていっているのは、いわゆるスローライフとかスローフード、最近ではスロービジネスというキーワードが使われている生活スタイルのことです。 「仕事が忙しくてそんなのムリ!」「金持ちの道楽でしょ」「変な人の集まり」「非現実な夢の世界」って思う人も多いかもしれません。 でも、忙しくてもお金がなくても、おいしいものを食べて、仲のいい人と過ごすことが「楽しい」とか、「自分の好きなことだ」って素直に言うことがなぜそんなに変なことなんでしょうか。 そもそも「もっとお金が欲しい」「お金があれば」って言う人たちは、どれだけお金があればどんな生活が出来るか、どれだけあれば満足できるか、意識しているでしょうか。 「お金があればもっと幸せになれる」「スローライフが実現できれば幸せになれる」と漠然と思っている人というのは、実は同じ種類の人でもあります。 今足りないような気がしているとして、それが手に入ったら自分がどうなるのかってことをちゃんと考えることです。 「お金や時間が手に入れば何となく幸せになれそう」って考えているとしてあら、お金がもうかっても、もっと欲しい、もっとあれば幸せになれるってなってしまいます。 スローな世界というのは、こういうちょっぴり現実逃避っぽい世界ではなくて、自分がどうなれば満足できるかということを一生懸命考えている人たちの世界なんじゃないかなって思います。 中には、会社を辞めて家も引っ越して田舎でカフェを開いたり、農業したりする人もいるけど、多くの人はそこまでの踏ん切りは付かないでしょう。あるいは、今の仕事も楽しい、それをやめて幸せなんて考えられないって人もいると思います。 それはそれでいいでしょう。 そういう自分の中で譲れない、あるいは大切なことを守りながら、自分がどうやったら幸せと言えるのかを考えるのが「スローな世界の探求」って言う意味です。