イングランドのリサイクル率が目標の17%に近い15%になる見込みらしい。 しかも、来年度の目標は25%だという。 ちなみに、日本の市町村のリサイクル率は、一般ごみだけだと14.3%なので、少し負けてますね。ただし、全廃棄物の8~9割を占める産業廃棄物のリサイクル率は結構高いので、こちらを含めると似たようなものかもしれない。 なかなかリサイクル率を上げるのは難しいと思うのだが、イングランドでは積極的にコンポスト(堆肥化)を進めているようだ。また、リサイクル率を向上させるために、14の地方公共団体に資金を提供するという。 いくつのかの地方公共団体にだけ、集中的に資金を投下するという政策を日本政府はあまりやらない。 やる気がある自治体に先に行ってもらうよりも、みんなでがんばってやっていきましょう、と言う考え方だ。 そうなると、同じ資金を投入しても当然効果が異なってきて、全体的なパフォーマンスは下がる。 どこの自治体でも同じようなことをやっているから、技術的な多様性もなくなるし、政策が失敗だとそのツケも大きい。 当然ながら、失敗した場合のツケが大きいと言うのは、導入する政策が持つリスクが高いと言うことを意味する。 同じリスクがあるのならば、先に進みたい地方公共団体に集中的に資金を投下して、彼らに様々な施策を試してもらうと言う方が良いのではないだろうか。 環境省は、ガス化溶融炉に自信を持っているようだが、技術的に危なっかしいし、他にもやり方を模索してよいのではないかと思う。 ちょっと、月並みかな? 環境ニュース(海外):イングランドのリサイクル率 目標達成まであと一歩 しかしこれ、去年の12月18日のニュースですね。 やはりニュースは原語のリソースから引っ張らないと、情報が古くなってしまいますね。